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前回はライアのストーリーについて紹介しました。今回はARKの主人公ともいえるヘレナのストーリーについて紹介したいと思います。読みやすいよう、あくまで私なりにまとめたストーリー内容となりますのでその点よろしくお願いします。原本が気になる方は是非エクスプローラーノートを集めて見てみてください!また、ヘレナはアイランドからスコーチドアースの世界に飛ばらせてきたため、アイランド編をまだ見ていない方は先に見ておくと楽しめると思います。

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・アイランド編 ヘレナ・ウォーカーのストーリー
・アイランド編 エドモンド・ロックウェルのストーリー
・アイランド編 メイ・イン・リーのストーリー
・アイランド編 ガイウス・マルケルス・ネルヴァのストーリー

・スコーチドアース編 ストーリーの登場人物紹介
・スコーチドアース編 ジョン・ダケイヤのストーリー
・スコーチドアース編 ライアのストーリー
・スコーチドアース編 エドモンド・ロックウェルのストーリー

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ARKのストーリーについて解説してみる日記
テイムの仕方が原始人だった話

ヘレナの調査書の数は30枚となります。最後も内容がぎっしりのため縦に長いです。駆け足でいいから大体のストーリーだけ知りたい!という方は最後らへんにある「まとめ」をお読みくださいませ。

スコーチドアース編 ヘレナ・ウォーカーのストーリー

(※ )部分はストーリーが分かりやすいよう入れている注釈です。
ゲームのストーリーやメタ的な部分については太字にしています。

#01

なぜよりによって砂漠なんかを選んだのか?

厳密に言えば「選んで」などいない。あの装置をどうやって動かしたか、自分にもよくわからない。かつて私が住んでいた島の宇宙ステーションのようなものが、突然ホログラムでいくつも表示し、選択をうながされたのだ。ああ、なぜボタンに触れてしまったのだ!その時のホログラムは果てしなく続く砂漠を映し出していた。

その結果、私はここにいる。そういう向こう見ずなところは、いかにも私らしい。まあ、この機会を幸運ととらえて、最大限に利用しよう。とにかく熱射病には注意しよう…

#02

狩りの腕がかなり鈍っていた。昔は狩りのエキスパートだったなんて口が裂けても言えないが、単に石で虫を潰す作業から卒業したと思っていたのだ。

少なくとも私の努力は完全に報われた。予想どおり、この巨大な緑の昆虫たち(※ジャグ・バグのこと)は、飲むのに適した水を背中にたくわえている。そのことを神に感謝しよう!しかし、赤いやつを最初に殺さなくてよかった。あいつらは水でなく原油をたくわえていた。喉がいくら乾いても油を飲む訳にはいかない。もし赤が最初だったら、その時点であきらめていただろう。

だがいずれ水はなくなるかもしれない。移動は今でも徒歩だ。仲間も見つからない。アテナ(※アイランドでヘレナが乗っていたアルゲンタヴィス)に会いたい…

#03

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ツキが回ってきたようだ!今日また生存者達の集団とばったり遭遇した。しかも驚いたことに、彼らは友好的だった!どういう風の吹き回しかは分からないが、最近は幸運続きだ。私をこの忌々しい砂漠に送り込んだことに対して、宇宙の意志が埋め合わせをしているのかもしれない。

砂漠のキャラバンである彼らは、両手を広げて私を歓迎してくれた。彼らが乗り物にしているのは、非常に魅力的な生物だった。おそらく恐竜の一種だが、ラクダとも生物学的なつながりがあるように思える。(※モレラトプスのこと)しかし不思議な生き物だ!あれだけ奇妙奇天烈だったあの島にも、こんなのはいなかった。

彼らをじっくり観察してみたいが… まずは一眠りしてからだ。砂漠で命懸けの暮らしをしてきたせいで、体中が悲鳴を上げている。

#04

あの島ではなくこのステーションに最初にたどり着いていたら、ここの生態系が自然の産物だとは1秒足りとも思わなかっただろう。

例えばモレラトプスだ。彼らはケラトプスとモレラドンとラクダの交配種だが、最も奇妙なのは、背中のこぶに栓をさせば、清潔な飲料水を入手できるという点だ。味はまるで小便のようだが、安全かつ彼らの体にダメージを与えることもない。全くとんでもない生物だ!

遺伝子操作が行われたのは間違いない。まあ、今更驚くことでもない。まずは事実を認めて、次は理由を突き止めるべきだろう。この新たな観点からここの生物達を研究すれば、答えは得られるはずだ。

#05

キャラバンの人々がエンドレスデューンズと呼んでいる場所を見せて貰った。それはこの地域を全方位から囲んでいる荒涼とした砂の海だった。

実際はこの砂漠にも果てはあるのだろうが、無限と呼びたがるのも頷ける。地平線の果てまで続いていて、それはもちろん人工的な投射映像だと思われる。しかしそこは巨大な砂漠「ミミズ」(※デスワームのこと)の生息地でもあり、彼らの縄張りに足を踏み入れたものは全て飲み込んでしまう。

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最初は笑い飛ばしていたが、後に電車くらい大きな化物が砂の中から飛び出し、野生のモレラトプスを貪り食う姿を目撃した。あれに気付かれることなく歩く方法を身につけるしかなさそうだ…

#06

あのデスワームというとんでもない生物にも、役割があることが分かった。彼らは自然の障壁なのだ。

もしこの地が自然界を模倣した宇宙ステーションなら、その中にいる野生生物と人間も、自然に存在するように見せかけなければならない。以前の島には海があり、それが成り立っていた。だがこの砂漠では、海の代わりにデスワームがいる。

餌が少ない環境では、大量の栄養を必要とする捕食動物の大部分は、長くは持たずに死に絶えてしまう。しかしここは人工的な世界であり、デスワームに餌を与えるのも、死んだら補充するのも、宇宙ステーションの管理者の思いのままだ。少し考えすぎかもしれないが、その可能性は十分ありうる。

#07

ここまでの事実をおさらいしよう。

あの島と同じく、この砂漠も自然環境を装った宇宙ステーションだ。遺伝子操作によってつくられた危険な生物が多数、そして必死で生き延びようとする人類が少数存在している。この環境は、人工的な領域と自然の障壁によって意図的に作られている。

他の宇宙ステーションも同様であることが予想され、壮大なスケールで実施されている何らかの奇妙な実験であると考えられる。つまり、各ステーションは条件の異なる試験体として… 

続きは後にしよう。キャラバンの1人がたった今大慌てで戻ってきた。信じ難い話だが、岩が生きているなどと言っている。

#08

ティラノサウルスが雪の中をはしゃぐのは不条理の極みだと思っていた頃が懐かしい。昨日と比べれば、それが当たり前のように思える。

斥候が雄弁に言っていたように、岩は確かに生きていた。そして巨大な二足歩行のゴーレムの姿をしており(※ロックエレメンタルのこと)、非常に攻撃的だった。それに襲われた時は、ショックで他の人たちと同じく逃げるように散ってしまった。死さえも覚悟した。

だがその時、もっと滑稽なことが起きた。雷がゴーレムに直撃したのだ。だがそれは空から降ってきたものではなく、血まみれのドラゴンの口から発せられたものだったのだ。

それからの事はよく覚えていない。恐怖と本能に支配されまがらその後を過ごした。おかげで生き延びることができたが、私はまた一人になってしまった。

#09

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今思い出したが、あのドラゴンにはライダーがいた。2本脚で立っていれば、正確にはワイバーンか。とにかく、私は生きるために戦い、その意味を探し続ける。

ライダーは見つからないように上手く隠れていたが、あれはメイ・インだったのだろうか?判らない。彼女が生きているかどうかもわからないのだ。この砂漠でその可能性は低い。しかし、あれだけの生物を飼い慣らしている様が彼女と重なるのは確かだ。

彼女が私を見守ってくれていると空想してもいいだろう?実際、私たちは友達だった… よね?

こういう時に友達がいればよかったな。

#10

違う意味で最高の友達を見つけた。この小さな毛玉を私は連れて行くことにした。

彼女はレノピラという種だ。小さくて愛らしい草食動物で、テイムしても役に立つことはないが、それでも彼女を放っておくことができなかった。ゴーレムやワイバーンとのいざこざで、自然の摂理に手を出さないという私の唯一の科学的信念はどこかへ行ってしまったのかもしれない。

夜に彼女を抱いて寝ると暖かいし、そのおどけた仕草などは私の癒しになっている。そろそろ名前を付けてあげようかとも思っている。

#11

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レノピラが役に立つとは夢にも思わなかった。今朝、彼女が興奮した様子で跳び回っていたため、落ち着かせようとなだめていたら、直後に雨が降り始めた。

偶然だと思っていたが、その後も飲み水を確保しようと外出していた時、彼女の様子が変だったため、念のためシェルターを確保した。そしてその数分後に小雨は嵐に変わった。

この因果関係を結論付けるにはまだ証拠が足りない。しかし、彼女に天候予知能力があるとすればありがたい。

何の捻りもないけど、レーダーという名前はどうだろう?

#12

2日前に高地を探す決断をしておいて良かった。そうでなければ、この開拓地を見つけられなかっただろう。自分の決断が幸運を招いたのはこれで2度目だ。こんな幸運に頼ってばかりいるわけにはいかない。しばらくはここで過ごしながら、次に向けての準備を整えよう。

幸い、村人たちは労働の対価として物資と寝床を提供してくれる。これもまた幸運で、当たり前だと思わないようにしよう。島では、ロックウェルの名前で楽ができたが、ここでの私はただの見知らぬ他人だ。全員が私を信頼して手を貸してくれるわけではない。自分の力で生き延びなければならない。

#13

ある意味、一人で生きる方が楽なのかもしれない。少なくとも、これほどの手作業を強いられることはなかった。ああ、身体中が痛い!

レーダーみたいに愛嬌があれば、こんな重労働をせずに済んだのかもしれない。今や村全体が彼女の虜だ。ふわふわのお姫様のように甘やかされている。

ロックウェルだったらこの事態を許さないだろう。学者にはそれ相応の礼儀を持って接しろと怒鳴り散らすだろう。彼が元気であることを願っている。この謎が解明された暁には、この島から抜け出す方法が分かり、昔のように2人でお茶でも飲みながら話し合えればいいな。

#14

最後に発砲したのはいつだったか頭では思い出せないが、身体は良く覚えている。師匠は、私が射程圏内にいても脅威ではないと言っていた。

私は平和主義者ではない。死と暴力は生きることの一部で、自然の摂理だ。それでも銃には少しばかり違和感がある。人を撃つという行為は間違っていると本能的に感じる。島ではあのニューレギオンにさえ撃つことができなかった。

しかし、そうも言っていられない。村の住民は私を歓迎し、許容してくれている。彼らのためには訓練をしなければならない。

#15

想像より早く私の射撃技術を披露することになるかもしれない。狩猟チームがこちらへ巨大カマキリ(※マンティスのこと)の群れが向かっていると報告してきた。

そう、巨大カマキリ。直接見たわけではないが、村人たちの間ではこの話題で持ち切りだ。彼らによると、この昆虫たちは武器や道具を巧みに扱う小さな手を持っているらしい。(※マンティスはピッケルなどの道具を装備できる)正気とは思えない話だが、巨大カマキリという時点で、もはや現実離れしている。せめて食人の風習がないことを祈る。

戦いを挑もうとする人間はいないし、今から逃げるにしても遅すぎる。通り過ぎてくれればいいが…

#16

カマキリがこの村を通過するとは根拠のない私の希望であり、皆が翌朝を迎えることができないと考えていただろう。あれだけの訓練を重ねたが、ライフルはいつもより重く、震える手の中にあるそれは違和感しかなかった。彼らは接近してきたが、幸い来訪者は他にもいた。

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接近するカマキリに上空から炎や電撃が降ってくると、村人たちは喜びの歓声を上げた。名前を叫ぶ者もいた。「ワリ・アル・アスワド」。黒のローブで身を隠したそのライダーは、大喝采に応えることはなかった。迅速かつ効率的に、そのワイバーンの小隊はカマキリの群れを一掃した。

ワリ・アル・アスワド… 何としても会いたい。感謝を伝えたい。

#17

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問いかける人によって、ワリ・アル・アスワドは何者かという答えは変わる。村人の中には、困った時に現れる天からの守護者であると信じ、信仰に結び付けている人もいる。ワリがこの星の生命体でないと確信している者さえいる。

私に信仰心はない。私は経験したことしか信じない。つまり直接会うまでワリについて言えることは何もない。この村の親切、特にモレラトプスと物資を譲ってくれたことは忘れない。しかし私がここに来たのは、答えを見つけるためなのだ。


#18

この砂漠で生き抜くための心構えや装備は以前とは比べ物にならない。モレラトプスに大量の水を確保させ、レーダーは天候を教えてくれる。唯一の恐怖は、巨大な捕食者たち。それと巨大なゴーレムだ。

自画自賛になるが、ここまで自分が築き上げたものには感心する。それなりに時間も掛かった。もう何年も甘い物は口にしていないが、その方がダイエットには良い。

でもやっぱり甘い物が恋しい。チョコレートをもう一度味わうためには…

#19

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探索に数週間を要したが、ついにワリ・アル・アスワドを見つけた。近付いていることは分かっていた、でも今朝閃電岩層を見つけた時はそれを確信した。さらに午後には数頭のワイバーンと共にいる1人のライダーを発見した。

ライダーは私のことをはっきり見ていた。なぜならその直後にワイバーンたちが私の頭上を旋回し始めたからだ。私は手を振って、大声であいさつをした。念のため、メイ・インの名前も叫んでおいた。しかし、返事はなく、そのまま飛んで行ってしまった。

ワリは社交的とは言えないようだが、このままあきらめる私ではない。

#20

ああ、ワリが過酷な山を住処にしているとなぜ気付かなかった!昨日、ワイバーンたちが頂上に降りたのを目撃した。そこから発った様子もない。面倒だがあそこに住処があるのだろう…

山洞は私のモレラトプスには狭すぎるので、置いて行くしかなかった。私が戻らなければ勝手に逃げてくれるだろう。登り始めたのはいいが、想像以上に厳しい道のりになりそうだ。

これだけ登っても腹筋が割れなかったら、キレるかもしない!!!

#21

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山頂に辿り着いた時、私がどのような歓迎を望んでいたかは覚えていないが、少なくとも笑い声ではなかった。しかし私が全身の力を抜き、この山に対するあらゆる暴言を吐きだした瞬間、彼女の笑い声が私の耳に鳴り響いた。ぼんやりとした老女の声だった。

ワリ・アル・アスワドは断じて守護天使ではなかった。彼女はこの哀れな場所を神がいかに見捨てたのかという見解を一蹴した。

この件について私が触れない限り、彼女はなんでも私の質問に答える気があるようだ。とは言え、それは奇妙に感じられた。彼女に対して慎重になるべきだ。

#22

どうやら私がワリを見つけたわけではないようだ。彼女が私を見つけたのだ。

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ポータルの入口ではそれなりの驚きを体験したが、どうやら出口にも同様の現象が発生していたようだ。ワリによると、ワイバーンからそれを見つけるのは容易で、その後は私を尾行していたらしい。

彼女がタイミング良く表れたのは偶然でも何でもなかったのだ。オベリスクやその守護者、この砂漠が宇宙ステーションであることを話した時も、それほど驚いているようには見えなかった。私よりもこの世界を熟知しているのか、もしくはそれ以上の驚きを体験しているのだろうか?

#23

空を飛ぶことが恋しかった。雲の上から見る日の出ほど美しいものはない。

ワリがワイバーンの乗り方を教えてくれるようになったのは、会話が込み入りすぎた時に逃げるためだろう。だけどそれでいいんだ。見た目は異なるが、ワイバーンに乗るのはアルゲンタヴィスに乗るのと同様に快適だ。サドルがなくても気にならない。そのように設計されているのだろう。

遺伝子操作によるものだろうと、彼らが壮大な生物であることに変わりはない。危険を伴うが、いつか野生のワイバーンを観察したい。そんな機会を逃すことは私にはできない。

#24

私がワイバーンを乗りこなせることを証明した結果、ワリはこの地域の見回りに同行させてくれた。

私が知る限り、ワリはこの場所で長い時間を過ごしている。おそらくロックウェルよりも長い。全ての村や遺跡の歴史を知っている。南東の方角に大きな街があったようだが、いつしか消滅したらしい。

細かい部分については未だに語ってくれないが、詮索を続けようと思う。その点でレーダーの存在は心強い。この毛玉が近くにいるときはワリの機嫌も良い。彼女が一緒にいてくれて良かった。

#25

ワリから自然について勉強する時間を与えられたことは感謝しているが、彼女はそんな私を面白がっているだけのようにも思える。「誰も読まないようなものを何時間も書いて何が楽しい?」とも言われた。

正直、返す言葉が思い浮かばない。確かに私の調査書は誰にも読まれないだろう。この場所に閉じ込められている限り、出版する術はない。書き始めた当初は、自然に対する愛がそこにはあった。

今はどうだろう?もうこれは、私の存在意義なのだ。記すことによって、私が私でいられるのだ。

#26

先日信じられないことが起こった!ワリが砂漠でさまよう人影を見つけたのだが、それは何とあのエドモンド・ロックウェルだった!

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知人との再会に私は思わず泣き出しそうになった。ロックウェルは私がネルヴァに捕らわれていると聞きつけ、私を解放するように、彼と交渉するつもりだったようだ。そして洞窟に入ると、ここへたどり着いたらしい。私のためにわざわざそこまでしてくれるなんて、何て優しい人なのだろう!

奇妙なことに、私のポータルが開く直前、ワリは彼女の縄張りから遠く離れたところでポータルが開くのを見たと言っている。おそらくそれはロックウェルのポータルだ。しかしワリが現場に到着するのが遅すぎたため、すでにロックウェルの痕跡は消えていた。ポータルは時間と空間を越えた移動を可能にするというのがロックウェルの立てた仮説だが、今私が一緒にいる人達を見れば、それに賛成せざるを得ない。

#27

ロックウェルを見つけて以来、ワリはとても静かになった。2人の時間を与えてくれているのだろう。とは言え、私たちがネルヴァの野心について話をしていたとき、彼女は興味深いことを言っていた。

「この地を征服することは、この地が許さない」そう言っていた。彼女曰く、南東の大都市はオベリスクによって滅ぼされたということしか語らなかった。

憶測の域は出ないが、考えがいのある情報だ。このステーションの管理者が人類の行いを監視していて、真相に近付きすぎたものは罰せられるのだろうか?各ステーションがより大きな実験の各試験体だとして、人類の進歩が「リセット」されているという考え方は決して飛躍ではないと思う。そうだとしたら余りにも末恐ろしい。ゾッとする。

#28

ロックウェルはいつ眠っているのだろうか。夜中に目を覚ますと、彼は火の灯りで奇妙な鉄の欠片を観察していた。どこかのトライブが土産として贈ったものだろうが、見覚えのあるアーティファクトも持っていた。

私はそれをワリに見せるように言った。そして彼女はそれがここの唯一の守護者であると言った。彼女の知識からすれば、以前にオベリスクを起動したことがあると聞いても驚きはしなかった。それどころか、彼女はあの獣を倒した経験もあるようだ!

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守護者のアーティファクトを持っていれば、どうやらいつでもこの地を離れられるらしい。そろそろここともお別れだ。ワリと会えないのは寂しいが、ロックウェルもそれを望んでいる。

#29

私たちを「コントロールセンター」まで連れ戻してくれるトランスポーターは、山のさらに南にある廃墟と化した所にある。南東の街同様、ワリはオベリスクによって破壊されたと思っている。

私も情報が無いわけではないので、それ以上の詮索はしなかった。ワリはその廃墟の話だけは口を割らない。南東の街に連れて行ってもらったときも必死で頼み込んだが、現地に着いても彼女は何もせずただ遠くを見つめているだけだった。

わざわざ彼女の機嫌を損ねる必要はないだろう。これまでの彼女の貢献に敬意を表し、別の道を歩むことにしよう。

#30

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廃墟を通り抜けプラットフォームに無事に着いた私たちを見届けると、ワリは去って行った。あれだけ世話になっていたから、彼女がいなくなるのは悲しかった。お互い笑顔で別れられたのが唯一の救いだ。もちろんレーダーも同じだ。彼女を連れて行くことができないので、ワリに託すことにした。2人なら上手くいくだろう。

ああ、また「ワリ」と書いてしまった。しかも2回も!クセというものはどうしようもない。ワリは彼女の本名じゃない。分かっていたのに、彼女はそれを訂正することはなかった。少なくとも今までは。

とにかく、幸運を祈っている、ライア。あなたに出会えて本当によかった。

ヘレナまとめ

アイランドのステーションでホログラムに触れたことによりこの世界に飛ばられる。虫から水などを調達しながら仲間探しに彷徨っていたところ、砂漠のキャラバンが受け入れてくれたため暫く一緒に生活をする。生態系について観察をしていたが、やはりこの世界の生物も遺伝子操作されていることに気づく。

今までの事を踏まえると、このARKに存在する島々は「自然環境を装った宇宙ステーション」であり、遺伝子操作された生物が生息している。そしてその中には少数の人類が存在しており、人工的に作られた障壁により、意図的に島からは出られないようにしている。そしてこれは異なる環境を用意した、壮大な実験場ではないか?という結論に至る。

キャラバンがゴーレムに襲われた。死を覚悟した瞬間、上空からワイバーンがゴーレムを攻撃して去っていった。ワイバーンにはライダーが乗っており、身のこなしからメイ・インかもしれないと一瞬考える。彼女は無事なのだろうか…。

ゴーレムの襲撃によりキャラバンが散り散りになったため、また一人で彷徨っていたところ、かわいいトビネズミを見つけたため旅のお供に加える。何の役にも立たないと思っていたが、天候の移り変わりを察知して知らせる能力を持っていることに気づく。それにあやかって彼女にレーダーと名前を付ける。

開拓地を発見することに成功。労働する対価として村に受け入れてもらう。しばらくして、村へ巨大カマキリが迫ってきているという知らせを受ける。翌朝を無事迎えることができるのだろうか…と心配していたが、カマキリと共にまたワイバーンが出現。カマキリ達を撃退し颯爽と去っていくその人物を人々は「ワリ・アル・アスワド」と呼んでいた。ヘレナはなんとしても彼女に会いたいと考え旅に出る。

ワリを探しはじめて数週間、ついに彼女を見つける。ワイバーンで飛び去る彼女に声をかけ、メイ・インの名前も出してみるも彼女は無反応であった。その後彼女は高山に住んでいることを突き詰めたため、会いに山を登り始める。悪態をつきながら山を登ってきたヘレナを見て、彼女は笑っていた。その声は老女の声であった。

ワリは最初からヘレナのことを認識していた。アイランドから飛ばされた際にできたポータルを発見し、それ以降ヘレナのことを尾行していたという。ワリにオベリスクや守護者、島が宇宙ステーションであることを話した際も別に彼女は驚かなかった。ワリは長い間ここで生活しているようで、ここの歴史にも詳しかった。昔南東に大きな街があったらしいが消滅してしまったらしい。ヘレナの質問に何でも応えてくれるワリだが、この話になると途端に口をつぐむのであった。

ワイバーンに乗ってワリと巡回していたところ、砂漠で彷徨うロックウェルを発見した。ネルヴァに捕らえられたヘレナを開放するよう交渉しに行ったら洞窟にたどり着き、ここへ飛ばされてきたんだと彼は説明した。ポータルは時間と空間を超えた移動を可能にするという、ロックウェルの仮説は正しそうだ。

ワリにネルヴァの野心について話をしたところ、「この地を征服することは、この地が許さない」という返答が帰ってきた。なんでも昔南東にあった大都市は、オベリスクによって滅ぼされてしまったらしい。人類が進歩しすぎた場合、管理人は島をリセットしているのではないか?という考えが頭をよぎる。

ロックウェルが持っていたアーティファクトをワリに見せたところ、それは守護者のアーティファクトで、これを持っていればいつでもこの地を離脱できるとのことだった。それを聞いたロックウェルがここを離れることを望んだため、ヘレナもそれに続くことにした。レーダーは連れていけないため、ワリに託した。ワリはプラットフォームまで二人を無事に送り届けると、そのまま去っていった。ワリ…いや、ライア。あなたに出会えて本当に良かった。

ヘレナのその後

ロックウェルと共に、今度はアベレーションの世界に飛びます。(本当はアイランドに戻りたかったがロックウェルが拒否し、彼を一人で行かせることもできなかったため同じ場所に飛ぶことにした)



スコーチドアース世界のヘレナは、ゴーレムやカマキリに襲われてはいるものの、見守っていたワリのおかげでわりと安全に生き延びていますね。後半もずっとワリと一緒に過ごしており、ワリの加護を受けているため比較的安全に過ごしていたことが伺えます。

途中ロックウェルと再会しますが、ロックウェルが裏であれこれしていたことを知らないヘレナはすっかり彼の言い分に騙されてしまいましたね。「なんていい人!」って思ってる当たりちがーう!ヘレナ気づいてー!!ってなりますが、はたして彼女がロックウェルの本性に気づく時は来るのでしょうか…。

ワリ=ライアであることは勘のいい人は気づていたんじゃないでしょうか。ただ、「老女の声」とあるため、おそらくライアがエクスプローラーノートを残した時代からゆうに数十年は経過しているものと思われます。ライアはノートの最後に「無力な人々を守ることや、この呪われた地に隠された真実を求める者を導くことができる」と記載していましたが、実際にワイバーンで人々を守りながら自身でも洞窟を攻略し、後々飛ばされてきた真実を求めるもの=ヘレナを導いています。島から脱出できるすべも持っているのにそれをしないあたり、人々を助けながらスコーチドアースで生涯を終える覚悟がみてとれます。本当に最初から最後まで聖人のような人ですね。

スコーチドアースの人為的に作られた生物達や、ライアとの会話からだんだんとARK世界の真相に迫りつつあるヘレナ。アベレーションでは最初からロックウェルと一緒ですが、はたしてどんな冒険をすることになるんでしょうね。


以上!スコーチドアース編のヘレナのストーリーでした。次回はスコーチドアース編最後の登場人物、ヘレナと共にアイランドから飛ばされてきたエドモンド・ロックウェルについて紹介したいと思います。



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