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1月25日、ついにBIOHAZARD RE:2が発売されましたね。
オリジナルである初代バイオ2をプレイしたことがある身として
一新されたバイオ2がどんなものになってるのか非常に楽しみにしてました!

今回はゲームの大まかな流れに沿ったプレイ感想と
ついでに昔のバイオハザード2もプレイ済みであるため
オリジナルとリメイク版の違いなども簡単に書いていこうかなと思います。
「懐古厨か!」って思われる方もいるかとは思いますが
「へー昔はそうだったのかー」程度に流し読みしてみていただければと思います。
プレイ済の方は「そうだったそうだった!」と是非一緒に懐かしんでください。

表裏クリアしてから執筆しているのと
オリジナルとリメイク版の内容を比較しながら書いているため
もしかしたら軽いネタバレがあるかもしれません。
そのため「何も知らないままやりたいんだ!」って人はご注意ください。

いつも以上に縦に長い記事になっているため
以下に目次などのリンクをおいておきますね。


プレイはレオン編から開始しています。
昔のバイオ2をオリジナルのバイオハザード2っていちいち書くと長いので
以降は古いバイオ2をオリジナル、バイオRE:2をリメイク版と表記します。

クレア裏編の違いについは以下のほうで解説してます!
→「『BIOHAZARD RE:2』 リメイク版とオリジナルの違いを解説【クレア裏編】


タイトル画面でのあの声が消えている…!

さて、ウッキウキで封切って早速プレイし始めたわけですが
あっさりしたタイトル画面がでてきたことにちょっとびっくりする。
オープニングムービーが一切なかったのと(ゲーム途中にありますが)
タイトル画面からGの目玉が消えているのが寂しい。

そして何よりあの「BIO HAZAAARrrrD 2uuuu」
って喋る男の人の声が消えているのが最高に悲しすぎる...!


自分はあの声が非常に好きであったため
「バイォォ ハザアアドゥ トゥゥ って言わない!!なんで!!」
と、ゲーム開始1分できれる懐古勢。困る旦那。いやほんとなんで無くした...。

バイオって言わない(´;ω;`)ってなりながらさっそくプレイを始めたわけですが
20年ぶりにリメイク版されただけあって
当たり前ですが映像が本当にリアルで綺麗です。

あれこれ乗り越えてきてるせいか最近渋さを増し始めてるレオンですが
新米刑事時代だけあってちゃんと若く見えるようカプコンも頑張ってくれています。

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見てくださいこの瞳の輝きを!
人100人くらい殺してそう…っていうか殺してるであろうバイオ6時のレオン(左)
とは比べ物にならない無垢さですね。キラキラしてて眩しいです。

いい人度合はリメイク版もオリジナルもあまり変わりありませんが
喋り方と顔の表情のせいか若干REのほうが物腰が柔らかい印象を受けます。
クレアとの初対面シーンなども、昔は「どけ!!」だったのに
今作は「しゃがめ!」になってるあたりカプコンも色々気を使ってるんでしょう。

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てかここで駆け込んでくるクレアがみえるの控え目に言って神演出じゃない??

最初扉から出たらムービーが始まるんだと思ってたんですが
あとで見直してみたらちゃんとクレア走ってきてるのみえるんですよね。
細かい演出なんですが気を使ってる感じがしてとても好きです。

オリジナルはオープニングムービー→ゲーム開始って流れでしたが
リメイク版はチュートリアルとしてガソスタから一旦ゲームがスタートします。
ムービー→ガソスタ(チュートリアル)→ムービー→ゲーム開始!って感じですね。
「昔こんな場所での操作あったっけ?記憶違い?」ってなった人
安心してください!昔はなかったです!

まあオリジナルは突然目の前にゾンビがおり操作方法の確認もままならないまま
ゾンビと車にぶつかりながら慣れないラジコン移動を始めるはめになるため
このあたりは時代にあった親切設計にした感じがしますね。

この時点でもったいないなーと思ったのは
オリジナルOPにあった「バイオ1との繋がり」みたいなものが一切なくなってること。
ただまあリメイクが何回かされてるとはいえ初代バイオもかなり古く
今更前作のこと言われても…ってなる人が多いと思われるため
独立した作品として「バイオRE:2」を作った結果こうなったんでしょうね。

RE:2を独立化させると色々辻褄があわなくなってしまうため
レオンが遅れてラクーンシティに出勤してくる理由も変更せざる得なかったのでしょう(※1)
実際最後の最後まで前作についての情報はほとんど出てきませんので
リメイク版は前作であるバイオ1を一切知らなくても楽しめる内容となっております。



※1 オリジナルのレオンは
前作バイオ1が舞台となっている洋館事件に興味を持ったため
自ら配属を志願してラクーン警察署へ配属されてきました。
ところが初出勤の前日に酔い潰れてしまい大遅刻をして出勤してきた…、という設定です。
酔いつぶれてしまった理由ですが、ラクーン警察署への配属をめぐって恋人と大喧嘩してしまい
着任前日に別れてしまったためやけ酒してしまったのが原因す。
(上記はバイオハザード2 公式ガイドブックに記載されています)

リメイク版はバイオハザード1についてはまったく触れられていないため
志願する理由が説明できず、遅れてきた理由を
「待機命令がでていたが、一向に連絡がつかないため不審に思い出勤してきた」
に変更したのかなと思っています。待機になってた理由は今のところ不明ですが
レオン歓迎会準備のため少しだけ待機させていた、と勝手に解釈してます!





クレアの銃について

最初のムービー時点から違和感を覚えてたんですが
レオンは警官だから当然銃を持ち歩いてるとして
普通の女子大生であるはずのクレアがなんで最初から銃持ってるんですかね?

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当然のようにレオンの横で銃を構えるクレアちゃん

オリジナルはクレアとレオンが店からパトカーで逃走した後
レオンがダッシュボードにある銃を「君のだ」って言って
護身用にクレアに渡してくれるので説得力があるんですが
リメイク版は最初から銃を構えだすので「えぇ...最近の女子大生こわ...」ってなります。

まあアメリカは銃社会ですし安否不明の兄の捜索でラクーンシティに出向いてきてるため
万が一の護身用として持ち出したのかな?と思うことにしました。
クレアはクリスから銃や体術を教えてもらってらさしいので
身体能力が高かったり銃器の扱いがうまいのはきっとそのせいです。


チュートリアル後は見慣れたスタート地点へ

オープニングムービーを見終われば
見慣れた場面からようやく本格的にゲームが始まります。
そう、炎上トラック前です!!バイオ2といえば炎上してる車一体の中のスタート!(?)

ガソリンスタンドでチュートリアルが挟まってはいますが
きちんとしたスタートがトラック前から始まったのは嬉しかった。
これで別地点からスタートだったらどうしようかと思った...。

車の合間をウロウロしてるとすぐ警察署にたどり着くので警察署へIN。
発売の数日前にプレイできた30分無料体験版のスタート地点がここですね。

この時点でオリジナルと違うのは、スタート地点の行き先が違うということ。
リメイク版はすぐに警察署に駆け込めるようになってますが
オリジナルはガンショップに寄ってから警察署にいくことになります。
今作もガンショップ自体はあるので、行く順番が前後してる形になりますね。

また、オリジナルは警察署へ入ってすぐにマービンと会えますが
リメイク版はシャッター向こうの警官を助けに行ってから会う形になります。
更にオリジナルのマービンはどうしてこうなったのかを話してくれますが(※2)
リメイク版のマービンは原因を聞いても「さあな」としか答えてくれません。

シャッター向こうにいる警官(エリオット)を助けに行くわけですが
この時下半身をむしゃむしゃされただけで絶命してしまうのはどうなんですかね。
海外版だと下半身が食い千切られ、上半身だけを引きずり出す形になるため
「そりゃ死ぬわ」ってなって納得なんですが
規制のせいとはいえ「それで死ぬのはないやろ」って思ってしまう場面ですね。
Zバージョンでこれなので普通バージョンはもっと摩訶不思議なことになってそう。



※2 2ヶ月前に郊外の洋館でソンビが現れるという噂があったため
クリスが所属する部隊(S.T.A.R.S.)が洋館まで調査をしに行った。
結果、事件についてはアンブレラの仕業であると判明したが
帰ってきて報告をしても誰も信じてはくれなかった…。

オリジナルはこのあたりの事情をオープニングムービーでも説明してくれるのですが
リメイク版はバイオハザード1の情報が出てこないため
このあたりの真相などはでてこないまま話が進みます。




戦闘は終始ゾンビのホーミング力が高すぎてつらく弾が足りない

体験版の時点ですでにみんな気づいてることだと思いますが
リメイク版のゾンビのホーミング能力高すぎない???

ちょっと横に避けた程度のレベルだとすぐ掴みかかってくる。
謎のホーミング性能を兼ね備えているため
足撃ってよろめいたとおもったら、よろめきついでに掴みかかってくる。
何なんだお前ら…どんだけ首元むしゃむしゃしたいんだ……。
しかもゾンビめっちゃ固い………。

倒して進もうと思っても弾がわりとカツカツなため
バンバン撃ってると簡単に詰みデータが出来上がります。
そのためハードコア以外の人は小まめにセーブしてデータもわけておくことをお勧めします

「弾が足りないならナイフで節約だ!!」って思うんですが
オリジナルと違いリメイク版は何故かナイフに耐久値が設定されており
耐久がなくなくとナイフが折れるクソ仕様なためそれもできません。

蹴りや回避といった体術もないため
弾がなくなりナイフも折れてしまった場合反撃できる方法が0になって完全に詰みます。
しゃがみなども皆無なため、ひたすらゾンビを避けながら進むのも難しい。
後半になってもこんな感じなので、後半で積みセーブつくったら結構悲惨です。

なのでリメイク版はできる限り弾を節約しながら進む必要があります。
オリジナルもゾンビの横をすり抜けて進む人は多かったかとは思いますが
リメイク版はそれ以上にゾンビのスルースキルが求められます。

というか殺してもまた復活してくるので完全に弾の無駄です。
足を破壊すれば這いつくばるし、手を破壊すれば掴まれないようになるため
横を通り抜ける際は部位破壊をしておくことが大事になってきます。

「弾めっちゃ余りますので敵は全部倒しましょう!」
って情報がたまに出てくるんですけど恐らくそれはごく一部の上手い人だけで
普通にプレイした場合圧倒的に弾が足りなくなります。
情報検索しても積みデータ作ってる人多いから!ほんと弾足りないから!!
もし「弾が余ったw」って人は自分のうまさを誇りましょう!

リメイク版はシャッター閉める代わりに板切れで窓を防げるようになっているので
その辺に落ちてる板切れみつけたら必ず窓を閉じておきましょう。
窓塞がないとそこから延々とゾンビわいてくるのでかなりめんどうです。

Image from Gyazo
塞がないとゾンビがダイナミックINしてきます

板は窓を塞ぐ以外に使い道はないので遠慮なく塞ぎましょう。
あとオリジナルと違いリメイク版ゾンビは普通に扉を開けてきますので
扉あけて次のマップへいったからセーフ!みたいなことはできなくなったので注意。
扉の前で出待ちもよくしてきます。恐ろしい…。


謎解き要素は時代に沿ったものに変更

昔のホラーゲームあるあるですが
オリジナルはわりと意味のわからない謎解き要素が盛り込まれています。
暖炉に火をつけると絵画から宝石が落ちてきたり
普段必要な時どうしてたんだ??ていう謎解きが多くあります。

リメイク版はそういった謎解き要素が多少軽減されており(あるにはある)
どうして謎解きする必要があるのかの理由も大体わかるようになってます。
また、時代に沿った謎解きに変化しています。

レオンの机をあける謎解きなんかは理由がほっこりしますね。

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実はよくみると「WELCOME LEON」って書いてあったり
天井から色々飾りがぶらさがってるんですよここ…。

オリジナルもマービンが「残念だがお前のパーティはキャンセルだ…」と言ってるあたり
署全体でレオンを歓迎する雰囲気だったのが伝わってきますね!
きっとみんないい人たちだったんだろうなぁ…。

一部の謎解きがなくなった、または内容が変わった一方で
トランプをかたどった鍵やメダルの収集
また、ストーリーに関わる薬品作成のギミックなどはかわってません。
なのでオリジナルをプレイしている人は
「あーあったあった!こんな謎解き!」ってなる部分も残されていますので懐古厨の人も安心。


クレアとの接触が最低限になっており、署内で会うことがない

オリジナルはS.T.A.R.S.の部屋内にクリスの日記が置いてあり
調べると以下のような事が書いてあります

・洋館でアンブレラがTウィルスの実験をしていたが言っても誰も信じてくれない
・証拠を出そうにも洋館は爆発してしまったため証拠もない
・おかしな事件も続発している。これもアンブレラの仕業に違いない
・ジル、バリーと協力して調べた結果、今度はGウィルスを作っているようだ
・極秘に捜査するためアンブレラ本拠地のヨーロッパへ行く
・クレアは危険にさらしたくないため連絡をしないことにした

つまり黙っていなくなったのはクレアの身を守るためであり
自分はアンブレラの陰謀を暴くため旅に出たみたいな感じですね。
兄と連絡が取れなくなったクレアが探しに来て結局巻き込まれるわけですが…。

オリジナルのほうはこのクリスの日記を読んだ時点でクレアと再会しますが
リメイク版はそもそも前作の情報が皆無なためこの日記がありません。
そのためクレアとの再会も警察署外の扉の境目のみとなっており
その後も最後の列車に乗るまでクレアと再会することはありません。

また、オリジナルではクレアと再会した際にレオンが通信機を渡しますが
リメイク版はマービンとの通信のみでクレアとは以降音信不通になります。

リメイク版では日記のかわりに、クリスがS.T.A.R.S.隊員に宛てた以下の手紙があります。

・俺は現在美女とデートしてきたところだ
・彼女の大きな傘の下で何があったかは想像に任せる
・ヨーロッパのバカンスには半年くらいは必要そうだ
・バリー、娘たちを泣かせないためにもあんたは来ようなんて思うな。
・美女の事はおれに任せておけ
・ジル、クレアから連絡があったら元気にしてると伝えてくれ

内容は隊員向けに暗号化されたような手紙となっており
手紙を見つけたクレアにも「クリスらしくない」と言われます。

オリジナルと大体共通する内容としては
現在アンブレラ本社のあるヨーロッパにいることと
クレアには行先を告げていないことがあげられます。
そのためクレアには元気にしてるとだけ伝えてほしいと書いてありますね。

彼女というのはアンブレラのことで
大きな傘の下というのはアンブレラの傘下、おひざもとの事を指しています。
バリーが手伝いに来る可能性があるため
あんたには娘がいるんだから来るなと暗に止めています。
ジルにクレアのことを頼んでいるあたり、ジルもまだこちらにいる設定のようです。


オリジナルとリメイク版とではエイダのポジションがかなり違う

エイダとの初対面が駐車場ってところはかわりませんが
エイダが何故ラクーンシティにいるのかという根本的な理由が
オリジナルとリメイク版とでは大きく異なります。

オリジナルのエイダはわりと協力的というか
レオンの「ここで何を?」の問にも「ベンという男を探している」とすぐ答えてくれます。
また、行方不明になった恋人ジョンを探すために来たという設定で
記者のベンを探していたのもジョンの情報を聞きに来たため…。
というのがオリジナルエイダのポジションであり重要なポイントです。

一方リメイク版エイダは何を聞いてもあまり明確には答えてくれず
初対面時も「早くここから逃げなさい」の一点張りで何も語りません。
ラクーンシティにきた理由も「FBIで機密情報を捜査中である」
というものに切り替わっており、恋人の話は一切でてきません。

オリジナルエイダは恋人を探している設定のため
道中わりとレオンに協力的であり操作も同様の理由で切り替わりますが
リメイク版エイダはあくまでFBI捜査官として潜入している形になっており
部外者であるレオンの手伝いはあまりしてくれません。

このあたりはレオン同様、前作情報を匂わせないための設定変更でしょう。
そのためリメイク版はエイダの元恋人ジョンの話は一切なくなっております。

また、牢屋に入っている記者のベンの扱いも変わっています。
オリジナルはゾンビがいるため牢屋から出たがらず
死亡前に署長の悪行について教えてくれる(※3)のに対し
リメイク版は逃げるために牢屋から出たがり
署長の不正を暴こうとはしたが、それが何だったのかまでは教えてくれません。
後ほど死体からアネットを取材した録音がみつかりますが
それも署長の不正を暴く内容とはなっていませんでした。

地味にベンの設定変更がリメイク版の物語に影響を与えています。
というのも、リメイク版は最初に死んだ警官エリオットが
みつけてきた地下通路を探しそこから脱出を試みる…
みたいな形で警察署内の物語は進みますが
オリジナルにはそんな設定はなく、脱出するよう説得したベンから
「下水道から出られるかもしれない」
という情報を貰い、初めて地下から脱出を試みる形になります。
また、ベンを殺害したのもオリジナルはG生命体なのに対して
リメイク版はタイラントとなっております。

オリジナルも確かにホールに女神像が鎮座していますが
あれはあくまでパズルの一種で脱出路ではないんですよね。
ただ話を変えてもなお、リメイク版もあの像を残してくれたことは
懐古厨としてはとても嬉しい部分でしたね。
ホールに女神像がないなんて寂しすぎる。



※3 オリジナルのベンは「ここに署長の正体が書いてある」とメモを渡し死亡します。
渡されたメモの内容は署長宛てのウィリアム・バーキンからの手紙で
以下の内容が確認できるようになっています。

・S.T.A.R.S.の隊長ウェスカーが裏切り洋館が爆破されたが研究に支障はない
・それより洋館事件の生き残りである「クリス」「ジル」
 「レベッカ」「バリー」「ブラッド」のほうが問題である
・証拠を持ってるようなら処分しろ、連絡役は今まで通り妻アネットが担当する
・謝礼も口座に振り込み済み、もうすぐGウィルスが完成する。
 ただクリス達が嗅ぎまわっているため十分監視すること
・問題発生、アンブレラがGウィルス横取りのためのスパイを送り込んできた
・不審人物がいれば連絡するか、例えアンブレラの人間でも暗殺していい

リメイク版では上記の洋館情報がごっそりぬけたメールを確認することができます。



リメイク版は一部のモンスターがおらずタイラントの挙動が違う

オリジナルの警察署通路でカラスに襲われる場所があるのですが
リメイク版にはカラスに襲われるシーンがありません。
下水道も本来はクモのモンスターがいますがリメイク版にはいません。
さらに研究施設に巨大な蛾がいますがこれまたいません。

共通している巨大な敵はワニのアリゲーターくらいですね。

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ワニ戦はかなりいい感じにリメイクされてたのでいいと思いますけどね!
あれはなかなか臨場感があっていい演出だと思いました。

リメイク版はクモがいませんが
代わりにGの成り損ねみたいなモンスターが下水道にいます。
一応こいつが毒担当となっていますが
掴みかかり攻撃を緊急回避できなかった場合にしか毒をくらわないため
オリジナルに比べてブルーハーブの出番が調合以外にぐっと減りました。

また、リメイク版ではクレアと再会する前に墜落するヘリですが
オリジナルでは最初から墜落している形になります。
ヘリを鎮火して進むという部分は変わってませんけどね。

また、タイラントについてですが
オリジナルは裏編でしか追跡してこないのに対し
リメイク版では表編からタイラントが追跡してきます。
さらに撃退もできなくなっているため、かなり邪魔な存在となっております。


ガンショップの親父が出世している

オリジナルではスタート地点→ガンショップ→警察署という移動順でしたが
リメイク版地下駐車場から脱出した後にようやくガンショップを訪れることになります。

オリジナルではただのやられキャラだったガンショップの親父さん。
娘もおらず、ゾンビに襲われてうわー!っていう役回りでした。

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リメイク版では綺麗なムービーを用意されており、エマという娘もいます。
そしてとても娘思いなお父さんとしてえがかれています。

「そろそろお前も寝かさないとな…。娘と二人にしてくれ」
と言った後扉の向こうへ消えてしまうわけですが
その後銃声がすることから苦渋の決断で娘を撃ったか、一緒に自殺したと思われます。
オリジナルではただのやれれ役でしたが
リメイク版ではちょっとしたヒューマンドラマを演出してくれるため出世したといえますね。

マービンもオリジナルではただのやられ役でしたが
リメイク版では大幅に改変されており結構長生きですよね。
ガンショップの親父とマービンにスポット当てた部分はいいリメイクだと思いました。

ちなみにこの時(ガンショップの親父のくだり)
ようやくエイダが自分がここに来た理由を明かしてくれますが
理由は「アンブレラを止める事」というぼんやりしたものになっています。
ウィルスをばら撒いたのはアネットということになっており
アネットを捕まえるのが自分の使命だと教えられます。

リメイク版はエイダを操作する箇所は1か所のみ

オリジナルエイダはわりと協力的なため
途中からレオンとエイダ使い分けて謎解きする場面がありますが
リメイク版のエイダはあまり協力的でないせいか
操作する箇所はレオンが負傷して起きるまでの1か所のみとなっています。

また、リメイク版ではオリジナルにはなかった秘密道具
「EMFスキャナー」というハッキングアイテムが追加されており
エイダ編はほとんどこのハッキング道具を使って進める形になります。
このあたりも時代に沿った変更なんでしょうね。最先端スパイである。

その後エイダが負傷し、研究施設へ行くところはかわりませんが
オリジナルが「負傷したエイダを助けるため」という理由に対し
リメイク版は「負傷したエイダにGウィルスをとってくるようお願い」
されたため探索することになります。

研究施設に行く理由も、オリジナルは逃げる際に立ち寄った感じですが
リメイク版は最初からウィルス探しを目的にして移動することになります。

なのでGウィルスの入手方法も
オリジナルは倒れたアネットからついでに手に入る感じなのに対し
リメイク版は最初からウィルス探しをした末に手に入れた形になっております。

オリジナルはわりとエイダの心の葛藤というか
レオンを利用している自分への負い目みたいなものが垣間見れるんですが
リメイク版ではわりと堂々とレオンを利用してウィルスを手に入れようとしてますね!

終始「ここから逃げろ」といってくれるところは変わりませんが
レオンに対する思いみたいなものはオリジナルのほうが強い気がします。
レオンにワクチンをとってきてもらうために色仕掛けしたり
その際にちゃっかり太ももにボディタッチしてるあたり
リメイク版のエイダはプロのスパイ感が強いですね。

そのためアネットにエイダはスパイだと知らされた時
オリジナルレオンはわりと動揺するのに対し
リメイク版レオンはわりとすんなりそれを受け入れます。
このあたりはエイダに銃を向けた時の態度でなんとなくわかりますね。
オリジナルは「これが真実だったのか…」とかなり落胆しますが
リメイク版は「信じようとしたが…ダメだった」と疑いの余地があったことが会話でわかります。

エイダが移動通路から落ちるところはどちらもかわりませんが
オリジナルは「死なせて」「私あなたとなら逃げてもよかった」
と、スパイをしながらもレオンに心動かされていた描写がされていますが
リメイク版の落ちる際の台詞は「もういいのよ、生き延びてレオン」のみにかわっており
バイオ史上名台詞とされるオリジナルの台詞がなくなっています。

かわりにレオンがもっていたGウィルスが先に落下するシーンがあり
エイダがそのまま落ちた理由もウィルスを取りに行くためだと思われます。

ちなみりオリジナルのGウィルスはエイダが落ちた後に
悲しみにくれたレオンが「こんな物があるから…」と自ら底に投げ捨てるため
最初から計算して落ちたということはないはずです。
エイダの銃を調べると「弾が一発も入っていない」という描写があるのもオリジナルだけ。

上記のように、リメイク版エイダとの関係がかなりあっさりしているため
脱出後のレオンもかなりあっさりしてるというか切り替えがはやいです。


エンディングの違いについて

オリジナルはG撃破後、クレアに声をかけられながら列車に乗って脱出します。
その際にレオンが「終わったな」と言ったのに対し
クレアが「まだよ、兄を探さなきゃ」と言い
それにレオンが「そうだな、まだ始まったばかりだ」と返事をします。
そして最後に「さよなら、エイダ」とレオンがつぶやいて終わります。
よくある俺たちの戦いはこれからだ!みたいな終わり方ですね。

対してリメイク版はG撃破後タイラント戦がはさまっているのと
この時にエイダが生きている描写がされていること
あと列車に飛び乗る際にクレアがでてきません。
列車に飛び乗ったあとレオンが「もう忘れないとな…」と呟き
エイダに対しての切り替えの早さがうかがえます。

その後列車内でクレアとようやく再開しますが
何も言わず飛び乗ってきたのでクレアびっくりでしょうね。
列車走らせてたらいつの間にかレオンが乗り込んでるんだもの。

その後スタッフロールが流れますが完結型となっており
俺たちの戦いはこれからだ!エンドではなくなっています。
最後にちょろっと最終形態Gが列車にいる描写がされ
どちらかというと俺たちの真の戦いは裏編だ!みたいな感じで終わります。


そして裏編へ…

オリジナルもリメイクも真のEDは裏編となり
表クリア後に裏編がでてくるのはまったく同じです。

クレア編もオリジナルとリメイク版で違いがでているため
次回はクレア裏編の違いについて解説できたらなと思います!