dq11


ドラゴンクエスト11のプレイを始めました。
ブラウザ版ゲームのモンスターパレードは一時期遊んでたのですが
ハード機のDQシリーズは5をプレイして以来な気がします。

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買ったのはPS4版なのですが、映像がとても綺麗なのはもちろんのこと
キャラの表情が細かく描写されているのがとてもいいですね!
キャラはリアルじゃないのに髪のサラサラ具合とか草木や水の表現とかがリアルで
背景やフィールドを眺めているだけで結構楽しいですね。

久しぶりにDQプレイしましたが、DQはシリーズ通して操作性が同じなので助かりますね!
FFシリーズは戦闘方法が地味に変わってたり
召喚獣の召喚方法などがシリーズによって違ってたりしますが
DQシリーズは「たたかう」「どうぐ」「じゅもん」など
戦闘メニューが一貫してるので久しぶりに遊ぶ浦島太郎でも安心して遊べます。

さて表題の件ですが…
DQ11をプレイしてみて感じた感想が
「とても親切でストレスが少ない…!!」だったんですよ。

DQ11は操作方法や目的地など親切に説明してくれるうえ
ストーリーやミニクエストなどのストレスを極限まで抑えてくれているため
RPG初心者やよくゲームをプレイする人、はては仕事で忙しいお父さん層まで
老若男女問わず楽しんでプレイできるゲーム作りをしていると思います。

初心者にオススメな一番の理由は「親切なゲーム設計」ですかね。
・マップを見るだけでどこへ行けばいいのかわかる
・装備を買ったらすぐ付けさせてくれるシステムも健在
・町の人に話しかけたりクエストをこなすだけでとりあえず大体の事がわかる
・戦闘も難しくなく、MAPも迷わない作りなため冒険もしやすい。
あと冒険の書を読み込むたびに直前までの「あらすじ」を紹介してくれるため
時間がなくて合間合間に進める人や放置し気味な人にも向いてると思います。

じゃあRPG中級者以上は簡単すぎてつまらなく感じるかというとそんなことはなく
逆にストレスのもとを色々と取り除いてくれているので
よくゲームをプレイする層の人たちも楽しんで遊べるとゲームだと思います。
というか私は中級者以上の人にこそDQ11を是非楽しんでいただきたい。

中級者以上に特におすすめする理由は以下の通り。(以下少々のネタバレ含みます)

現在シルビアを仲間にするところまで進めたのですが
・煩わしいお使いイベントがない
・みんな主人公を勇者とすぐ信じてくれる
・デルカダール神殿の襲撃事件が主人公達のせいにされない
・過去の主人公がひがんでこない、主人公が素直
・扉を開ける合言葉を覚えなくていい
現時点だけでこれだけの小さなストレスの元が取り除かれています。
プレイしている時はあまりのストレスのなさに感心しましたね。

・煩わしいお使いイベントがほとんどない
・みんな主人公を勇者とすぐ信じてくれる

お使いイベントがないのが大助かりなのは言わずもがななのですが
「みんなが主人公をすぐ信じてくれる」件について。
これは多くのゲームをやっていると大体みんな経験したことあると思うんですが
「お前が勇者?何かの冗談かい?」とか「勇者なら〇〇ができるはずだ!証明してみせよ!」
とか、みんな言うことを信じてくれずめんどくさい展開になりがちです。
ところがDQ11の住人のみんなはとても素直なため
主人公が「自分は勇者だ」といえばすぐ勇者と信じてくれます。
その為お城のイベントもスムーズだし、仲間ゲットイベントもとてもスムーズ。
ゲームをやりなれてる側からするとこれは非常にありがたい!
勇者であることを証明したりする流れはただただめんどくさいからです。

・デルカダール神殿の襲撃事件が主人公達のせいにされない
ストーリーの進行上途中でデルカダール神殿へ寄るのですが
そこの兵士達が何者かに襲撃されていて全滅している状況が発生します。
これも面倒なストーリーの場合、主人公たちが周りの状況を調べたり
襲撃者を撃退したりしたあとに必ずと言っていい程誰かがきて
「お前たちが犯人だな!」と主人公たちが犯人に仕立て上げられてしまうパターンが多いです。
これも誤解を解いたり追われたりと只々めんどくさいとしか言いようがない展開になります。
「どうせ今回も勇者のせいにされて「悪魔の子め!」とか言われるんだろう…」
と予想していたらこれといって面倒な展開になることなく
「じゃ次いこうぜ!」みたいな感じで何事もなくストーリーが進んだため
逆に拍子抜けして「お、おう」となりました。なんにしてもこの流れも大変有難い。

・過去の主人公がひがんでこない、主人公が素直
イシ村で過去のイシ村へ飛ばされるイベントがあります。
木にひっかかったエマのスカーフ、本来は子供主人公が取ってあげるはずの物ですが
流れで大人主人公がエマのスカーフを取ってあげることになります。
後ほどエマが「スカーフはもうこの人に取ってもらったよ」と
子供主人公に教えてあげるシーンがあるのですが
ひねくれた主人公だと「僕が取ってあげるはずだったのに!」とかなんとか
とにかくひねくれた返しをしてくることが多い…。これもうんざりポイントが高い。
ところがDQ11の主人公はとても素直なため悪態をつくどころか
「言いそびれちゃったけどエマのスカーフとってくれてありがとう!また来てね!」
ととても礼儀正しい対応をしてくるため、さながら小さいわが子を
お礼しに行くのをニコニコしながら見守る母親のような穏やかな気持ちになります。
小さいころから主人公の勇者力凄い…。おじいちゃんとお母さんの教育行き届いてる。

・扉を開ける合言葉を覚えなくていい
最後に合言葉を覚えなくていい件。
これはセーニャを助けに行くダンジョンで
扉を開ける合言葉を敵が言ってる映像を見ることになりますが
これも「どうせ扉前で選択技で合言葉言わされるんだろうなー」とか思ってたら
「主人公は合言葉を言った!」でサクッと扉をあけてくれます。
とても地味なんです余計な操作がいらないので楽…。
制作者の小さな気遣いに思わず「おぉ…勝手に空いた…」とつぶやいてしまいました。

どれも地味ですがこんな感じでゲームの進行上で感じる色んな小さなストレスを
丁寧に取り除いてくれているので、ゲーム慣れしている人にこそ遊んでほしいと感じるわけです。
途中鍛冶スキルも開放されるのですが、これも面倒な開放クエストなどなく
カミュが男前に「使えるようにしといたから!」の一言で鍛冶できるようになります。
かゆいところに手が届くというか「制作者わかってんな!」と終始感じます。


とまああまり悪いところが目立たずDQ11褒めちぎってるんですが
不便だなと感じる点があるとすればカメラワークの悪さと見えない壁の多さですかね。

特に街中のカメラワーク。
狭い路地などのカメラが結構近いのでカメラを引きたくなるのですがシステム上できないため
「見にくいなぁ」と感じながらプレイしなければいけない所がいくつかあります。

あとは見えない壁。
階段を乗り越える、ちょっとした段差を乗り越えるなど
明らかに行けるだろうところが見えない壁に阻まれていけません。
しかもわりとこういう箇所が多いため「見えるのに行けない」ストレスが凄い。
そのくせ変なところの段差の壁は甘かったりするので
「ここは行けるのに何故あそこの段差は飛び越えられないのか…」となります。

でもカメラワークと見えない壁問題以外は
これといって不憫に感じるところはなくストーリーもスムーズに進むため
本当に老若男女、経験問わずDQ11はオススメです。

   


私は初日にDL版を買ったのであまり値段を見ていませんでしたが
パッケージ版だと2000円程安いみたいですね。

本当にDQ11はプレイする人を選ばないので正統派RPGの強さを見せつけられた気がします。
まだまだ先は長いようなのですがストーリーがとてもいいと聞くので全クリが楽しみです。
とにかく所々にいるあの透明なコダマみたいな子の正体が早く知りたい…。



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あとベロニカがかわいすぎてつらい…。早くにゃんこ服を着せてあげよう…。