ark

ストーリーに関する記事一覧はこちら → ストーリーのまとめ記事(リンク集)

前回はARKの準主人公的立ち位置にいるエドモンド・ロックウェルのストーリーについて紹介しました。今回はビーストクイーンこと、メイ・イン・リーのストーリーについて紹介したいと思います。読みやすいよう、あくまで私なりにまとめたストーリー内容となりますのでその点よろしくお願いします。原本が気になる方は是非エクスプローラーノートを集めて見てみてください!

メイ・インの調査書の数は31枚となります。今回も内容がぎっしりのため縦に長いです。駆け足でいいから大体のストーリーだけ知りたい!という方は最後らへんにある「メイ・インまとめ」をお読みくださいませ。

アイランド編 メイ・イン・リーのストーリー

(※ )部分はストーリーが分かりやすいよう入れている注釈です。
ゲームのストーリーやメタ的な部分については太字にしています。

#01

ここはどこ?どうやってここへ?

異国の海岸で目を覚まして以来、何度も自分に問いかけた。だけどもうやめにしよう。時間の無駄だ。答えがあったとしても何の役にも立たない。今考えるべきは「どうやって生きていく」かだ。その答えは常に、状況に応じて無数に存在する。そして答えがあると知るだけで、不安や恐れを感じても平静を保っていられる。

ほんの数日前、もう何も恐れることはないと思っていた。黄巾の乱(※中国後漢末期の西暦184年に起きた、中国史上初の組織的農民反乱)とともに恐怖心は消滅したと思っていたのだ。しかしここであの巨大なトカゲに見つめられると、恐怖以外の何者でもない感情が私の中に芽生える。

#02

粗末ではあるが、衣類や装飾品で身を固めることができた。ここで作った石槍は頼りなく、私の村の武器商人が見れば鼻で笑われるだろうが、これで何とかやっていくしかない。海岸をのろのろさまよう太った鳥たち(※ドードーのこと)ならこの程度の武器で問題ない。しかしあのような生物が、ここで何故絶滅せずに生き残っているのだろうか。とにかく、彼らが居れば肉が不足することはない。自然の恵みに感謝しよう。

弓矢は危険な生物のためにとってある。例えば、扇のような耳と酸性のような唾液を持つあのトカゲだ。(※多分ディロフォサウルスのこと)しかし危険なのは野生動物だけではない。昨日砂の上に私以外の足跡を見つけた。他にも人間が居るという事か。

#03

故郷を反乱から守ったあの数か月間は、長い年月をかけて学んだことよりもさらに多くの教訓を教えてくれた。その中の1つが「戦いにおいて男は女を常に甘く見る。そして人間はどんな動物よりも残虐になりうる」だが、今日この教訓の正しさを再確認した。

私が発見した足跡は、1人ではなく3人分だった。私を見つけると、彼らは目の色が変わった。まるで羊を前にした狼のようだった。しかし私は羊ではない。私は狼だ。そして奴らはただの野良犬だ。私の警告を無視した2人は矢の餌食になった。最後の一人は槍で仕留めた。彼らの死体を野ざらしにしたまま、私はその場を去った。

ここから移動したほうがよさそうだ。砂浜は開けているため守りには適さない。生き残る為に、勇気を出して森に入ろう。

#04

今日私は偉大なる勝利を手にした。

ark41

日が暮れるころ、切り立った崖の上にある小さな村にたどり着いた。しかしその村は、巨大なトカゲを乗り回し、火を放つ杖(※銃のこと)を操る1人の男から攻撃を受けていた。身の安全を考えるなら私は退却すべきだった。しかし無惨に横たわる死体を見て、何もしないわけにはいかなかった。虐殺行為を許してはおけない。

不意打ちは戦士にとって最も強力な武器だ。私は迷わずそれを使った。最初の矢がトカゲの喉を貫いた。振り落とされた男の背中に、私は矢の雨を浴びせ続けた。誰に倒されたのか知ることなく、男は息絶えた。

しかしトカゲは生かしておくべきだったと今になって後悔している。乗り物にちょうどよかっただろう…

#05

生き残った村人達の許しを得て、私は襲撃者の武器と装備品をありがたく頂戴した。さらに彼らは一晩の宿を提供してくれた。驚くべきことに、私は彼らの言葉が理解できた。口の動きは奇妙だったが、それは私の祖国の言葉だった。少なくとも私の耳にはそう聞こえた。彼ら曰く、私の手首に埋め込まれている金属の機会がその原因らしい。なぜそんなことが可能なのかは全く分からないが、村人たちが嘘をつく理由もない。

その夜、私は反乱の夢を見た。夢の中で私は関羽になっていた。たった1回の勇猛果敢な攻撃で、村の包囲を解いた。しかし目覚めると、私はやはりメイ・インだった。そして村人たちは姿を消していた。赤の他人とはいえ、彼らが失ったものを思うと心が沈んだ。

私は独りで進まなければならない…

#06

ark42

村人たちの話を聞いていると、獣を大人しくさせる方法は簡単に思えが、危うく命を落とすところだった。私の獲物はあの襲撃者が乗っていた2本足のトカゲと同じ種類で、村人たちが「ユタラプトル」と呼ぶ生き物だった。思った以上に生命力が強く、何とか毒矢で気絶させたが、その前に私の腕めがけて最後の突進を仕掛けてきた。腕をもぎ取られなかったのは幸いだった。

私は警戒心を保ったまま、眠っている獣のかたわらにくず肉を置いてやった。目を覚ましたときも、武器の狙いは外せなかった。大人しくなったことを確認してから、初めてその姿をまともに観察できた。私はすぐさま「ウーズイ」という名前をつけた。運命など信じていないが、なぜかこの生き物が私を故郷に帰してくれるような気がした。

#07

ユタラプトルたちはかなり成長した。彼らはウーズイに従うべきことを理解しているし、ウーズイは私の話に聞く耳を持ってくれる。騎手のいない獣は対陣を組むことはできないが、少なくともお互いから離れることはない。平地での狩りの間に、彼らは私の合図で攻撃することと退くことを学んだ。

ウーズイとその5兄弟が協力すれば、ちょっとした騎馬隊になる。そして私は指揮官になろう。残念なことに私には彼らしかいない。私はモノ作りもできないし、何も持っていない。

ただ島には色々な人が暮らしている。モノ作りに秀でてはいるが戦えない者もいる。そのような者と協力すればいいかもしれない。

#08

防衛は上手くいった。多くのトライブがそうであるように、レッドホークスも粗野な力のみが頼りだった。獣や銃と共に突っ込むことしか考えておらず、守備は二の次だった。急襲される可能性など微塵も頭にはなく、側面は全くもって疎かだ。

私たちが手にした勝利は非の打ちどころがなかった。約束の武器や物資を贈ってくれただけでなく、それらを運ぶための生物も与えてくれた。戦いの度に、私は成長し地位を手にする。全ては獣たちのおかげだが、その事実も気にならない。私が大切に想う人々が安全に家に帰ることができればそれでいい。私が戻るまではウーズイがいれば安心だろう。

#09

この護衛任務が危険であることは告げられたが、まさか軍隊を相手にするとは予想していなかった。

だが幸いにも、私は縦隊の先頭にいた為、先に敵を発見できた。コンボイに進路を変更するように合図を送った後、注意を引くために脇から奇襲しすぐ別方向に逃げた。それでも犠牲は出た。ウーズイの兄弟たちの多くが負傷し、死んだ者もいる。これまでの敵は攻撃を加えるとバラバラになったが、今日の相手は全然違った。

護衛隊のリーダーにはとても感謝された。どうやらニューレギオンと接触して、生き残れたことが珍しいみたい。奴らには今後も注意が必要だ。

#10

私は今や傭兵なのか?他の者から実際にそう呼ばれて初めて意識した。だが「傭兵」という呼び名は好きではない。私は富の為ではなく、生きるために戦っている。その二つは全く別物ではないか?

祖国にいた頃は、誰のあるいは何のために戦っているのか、そして敵が誰なのか、私は承知していた。しかしここは別物だ。私は高潔でありたい。だから人々を襲うのではなく、守ることに努めているが、どうすればそのことに確信を持てるのだろうか?

深く考える余裕はない。祖国に戻るために、そして生き残るために、ただ戦い続けなければならない。

#11

より大きな生物をテイムできるようになってきた。私が持つ騎兵隊のスピードは有用だが、同時に不十分であることにも気づいていた。素早い攻撃を100回繰り返しても、そこに力が伴わなければ意味がない。ニューレギオンのような敵に打ち勝つためには、打撃力が必要なのだ。

ark42

額に角が付いた巨大なユタラプトル(※カルノタウルスのこと)のような奴らを目標にした。力とスピードのバランスが良く、私の軍の核となり得る存在だ。十分な数を捕獲出来たら、より巨大なものも加えていきたい。

そうすれば、ようやく家にたどり着くための力が得られるかもしれない。

#12

私がいる場所は島だ。しかも最悪なことにここは呪われている。

背中に見事なトゲをもったトカゲ(※多分スピノのこと)と巨大なユタラプトル(※多分レックスのこと)を1匹ずつ何とかして手なずけた。どこに危険が潜んでいるかわからないこの地から去るために、ジャングルを抜け出した。しかし気づけば元に戻っていた。堂々巡りをしているようだ。そして最近もっと悪い知らせがあった。空と海には魔法の壁が存在しており、鳥も船もこの島の外に出ることができないらしい。私がどれほど強くなろうとも、これは解消できる問題ではない。祖国に戻る道自体がないのだ!

ウーズイは私の不安な気持ちを感じ取っているようだ。ここのところ目が覚めると、彼は寄り添うように側にいてくれる。私はこの島に閉じ込められたかもしれないが、少なくとも独りぼっちではない。

#13

今日は久しぶりに笑った。小さなトライブからきた漁師が私を雇おうとしたのだが、彼は私をこう呼んだ。「ジャングルのビーストクイーン」と。思わず吹き出してしまった。

言いたいことはわかる。遠征が失敗に終わって以来、長い間同じ土地で時を過ごし、地元の人々もここが私たちの狩猟地であることを知っている。それでもクイーンと呼ばれるには恐れ多い。私の「城」はただの掘立小屋だぞ!とは言え、傭兵扱いされるよりはマシだ。この名を受け入れることにしよう。

#14

父上は今の私をどう思うだろう。戦いに挑む姿を誇りに思うだろうか?昔から息子を欲しがっていた。こっそり私を鍛えたのもそのせいだ。ビーストクイーンを受け入れてくれるだろうか?母上は怒るだろう。ターバン(※黄巾党のこと)との戦いに参加した時は、村人たちも私の性別に構っている余裕などなかった。だがそんな時でも母上は受け入れてくれなかった。彼女に今の私は見せられない。

もう気にしても仕方がない。

二人は私の両親だが、かつての人生が実在したのかさえ、今となっては疑わしい。私は生まれながらにして「ビースト」だったのかもしれない。

#15

ついに飼い慣らすことができない獣と出会った。獣と呼ぶには余りにも恐ろしい。あれは悪魔だ。

2頭の巨大ユタラプトルを追っているときだった。捕獲する機会を窺っていたところ、奴(※ギガノトサウルス)が木々の中から現れた。あまりの巨体に、それと張り合える者は存在しないと思えるほどの恐ろしさだった。ユタラプトルに噛まれたその悪魔は、怒りで目を輝かせ、すさまじい反撃を加えた。

これほどの恐怖を感じた事はいまだにない。私でもこの化物を相手にしたくない。私がビーストクイーンなら、奴はデーモンキングだ。

#16

ark43

昨日ヘレナという女性がやってきた。目的は私を雇うためではなく、私の獣たちを観たいと言ってきた。彼女はこの島の生物を研究している学者らしいが、信頼できないので最初は断っていた。だってそうだろう?こんな場所で学者に構っている余裕はない。しかしそれでも引き下がらない彼女の熱意に結局折れてしまった。

正しい判断だったのかは分からない。ヘレナは常に変な質問をしてくる。獣たちの排泄や交配について学んで何になる?本当に変わった人だ。

#17

ヘレナが現れてから、私は彼女の視線を追ってばかりいたし、彼女があの分厚い本に何を書き留めていたのかを気にしていた。だが今は会話中を除いて、彼女を特に気にすることはなくなった。彼女の質問は今も尽きないが、動物の糞について話してばかりもいられない。普通の話をするときもある。例えば料理とか。2人とも上手とは言えないが、力を合わせれば肉を単体で食べるよりはマシなものを何品か作れるようになった。

しかしやがて2人の間には再び沈黙が訪れるだろう。ヘレナは先に進むと言っているし、南では戦争が活発化している。もうじき私も剣を握ることになるだろう。

#18

南方の戦争はただの戦争ではない。私を雇いに来たペイントシャークスのメンバーによると、相手はニューレギオンのようだ。私は思わず固まってしまった。初めから脅威とは思っていたが、最後に会った時よりもさらに強力になっていた。しかしそれは相手だけじゃない。私もシャークスも必死で生きてきた。奴らに背を向けるわけにはいかない。

戦争の準備を始める間、数か月前に見た夢が呼び起こされた。今も運命は信じないが、私はこういう星のもとに生まれてきたのだろう。この島でなら、私も関羽のようになれる。

#19

私の獣たちこそシャークスに不足していたものだ。彼らの力は海でこそ発揮される。陸上で戦うための攻撃力が足りない。それがなければ包囲攻撃にただ耐えることしかできない。だが私の獣たちがレギオンの後方から突撃したことによってその状況は打破された。

レギオンが撤退をしている時の歓喜が今も耳に残っている。胸の中で膨らんだ感情を感じることができる。家に帰還できた時の感情に近いだろうか。忘れないようにしておこう。

#20

無意識のうちに自分の中の鬼が大きくなっていることが恐ろしくなる時がある。私を見る他人の目が変わっていることが何よりの証拠だろう。戦いのとき、シャークスは私を励ましてくれるが、その後はほとんど会話もない。私は別のキャンプで過ごし、戦略を練る時にだけ招集される。それはなぜなのか。

この島に信頼という言葉は存在しないに等しい。それは理解している。しかし、私は彼らのために血を流し、彼らのために獣たちを失った。これはただ単に戦争の代償なのか?

今はレギオンの縄張りにいる。奴らに戦いを仕掛けるために。この戦争に勝てば、シャークスは私を受け入れてくれるだろうか?

#21

怒りを感じた時は、それによって生じる結果を考えろ。頭では分かっていても、沸き立つ激情を抑えるのは難しい。そうなるとウーズイでさえ私に近寄らない。

昨晩シャークスのキャンプから聞こえる雷鳴の音で目が覚めた。すぐ救援に向かったが、夜の暗闇とパニックで敵襲を許してしまった。事態が落ち着いた頃には大勢の仲間を失っていた。

これは明らかに敵の仕業だ。しかしあの愚か者たちは、この混乱を私のせいにした。私がキャンプに火をつけたとさえ言う者もいた。あれだけのことをしてきた私を疑うなんて。臆病者め!お前たちには何かを言う権利はない!

#22

なぜ気づかなかったんだ。私は自信の矜持(※プライド)に飲み込まれることはないが、あの恐れ知らずのシャークスたちにはそれは無理だった。奴らの命令に従い、私は今朝帰還に向けて長い道のりを歩み始めた。

奴らは私がいなくても戦争を終わらせられると言ったが、それは間違いだ。私たちなしではニューレギオンに粉砕されて終わりだ。だが私に何ができる?私を必要としない者たちを守ることはできない。

その後私はニューレギオンに追われるだろうか?そうなった場合、援軍は訪れない。自分の力以外に頼れるものはない。しかし肝心のその力も今は不十分だ。

強くならねばらない。デーモンキングが必要だ。

#23

壮絶な戦いを経て、遂に私のものになった。デーモンキングを手に入れたのだ。

その代償は計り知れない。私が使った最速の獣たちも多くやられてしまった。ウーズイがいなければ私までやられていただろう。彼は素早いだけでなく、狡猾でもある。保つべき距離と退くべき時を完全に理解している。彼に勝る物はない。

明日からデーモンキングを飼い慣らす必要がある。だが今夜ばかりはお祝いをしよう。

#24

ark44

飛行生物に乗って、空からデーモンキングの狩猟能力を見極めるという判断は正しかった。彼が小さな岩につまづいた時、その眼には見覚えのある怒りが帯び始め、私の命令にも従わなくなった。その後落ち着きを取り戻し、命令にも従うようになったが、肝を冷やす出来事だった。

他の獣たちとは引き離すべきだろう。彼らの安全のためでもあるが、一緒にいては気が休まらない。彼が来てから緊張が続いているが、彼らの責任ではない。デーモンキングが持つ力は偉大だが、同時に私たちをも滅ぼしかねない。扱いには細心の注意が必要だ。

#25

これは失敗なのか?そうかもしれない。地平線に見える巨大な光の柱へ近づくにつれて不安がますます大きくなる。

これは間違いなく賭けだ。あの光の柱がもう1つの柱と同じものかどうか、ヘレナは知らなかった。もしそうだとしても…別の次元に飛ばされて謎の鍵を手に入れるために1匹の怪物と戦う羽目になっても、これが家路への最初の一歩となる可能性はある。憶測が外れていたとしても、少なくともこの島とニューレギオンから離れるための道程にはなってくれる。

厳密に言えば、私はヘレナに雇われている身だ。しかしその最初の一歩だけでも、報酬としての価値はある。危険に値するのだ。

果たして私は立ち向かえるのだろうか?

#26

もし私が恐怖に負けてデーモンキングを犠牲にしていたら、ヘレナと共に今頃死んでいただろう。あの巨大な猿(※メガピテクス)に打ち勝てたのはキングのおかげだ。巨大猿討伐には相応の代償があったが、それは勝利の代償というものだ。希望の代償だ。

もらった鍵はヘレナが持っていたものと一致した。第3の鍵を導くということに違いない。それを組み合わせると何が起きるのか?柱は私たちをどこかに導き、その力で私たちはどこにでも行けるようになるのだろうか?

もしかしたら故郷に帰れるかもしれない。

#27

ニューレギオンめ!なんて卑怯な連中だ!こちらの戦力が整っていれば、あいつらを撃退するなど訳もなかったのに…光の柱に戻ってきた直後に奴らは攻撃を仕掛けてきた。私はかけがえのない獣たちを失った。そして撤退を開始する前に、デーモンキングは怒りのあまり手がつけられなくなった。それは絶望を意味した。

最後に覚えていることは、横腹に感じた鋭い痛みだ。目覚めるとそこには私とウーズイしかいなかった。(※ウーズイがメイ・インを連れて逃走に成功)私たちはどちらも血まみれだったが、ウーズイのほうが傷は深かった。そのような瀕死の状態で、彼は私をどうやって安全なところまで運んでくれたのだろうか。

隠れる場所を探さなければならない。私の味方はウーズイだけだ。そして生き延びる希望はわずかしかない。

#28

ark45

親愛なる友を失った。最後まで彼は堂々としていた。敵の生物たちは大きく、彼が負傷していたこともあり、彼よりも素早かった。しかしウーズイの魂に勝る獣などこの世にはいない。彼が眠りについた地に彼を埋葬した。最後の最後まで彼には救われてしまった。

そのような立派な友人に私は釣り合っていなかったかもしれないが、敵は必ず討つ。相手は獣ではなく、ニューレギオンだ。奴らの手によって友は死んだ。先祖の魂に誓って、リーダーを探し出し、心臓を抉り出してやる!ウーズイの名の下に首をもらいにいくぞ!

#29

予想通り、ニューレギオンは最後の光の柱を狙っていた。彼らが出発するのを確認して以来ずっと後をつけている。直接対決するには敵の数が多すぎる。もし見つかれば命はない。しかし私は隠れ方を知っている。奴らが飼っている獣たちから自分の匂いを消すこともできる。

彼らのリーダーを特定するのに時間はかからなかった。あの誇らしげな歩き方と、威厳のある振る舞いを見れば明らかだ。あの男を矢で撃てば済む話かもしれないが、死ぬ前にこちらの顔を見せたい。ビーストクイーンに倒されたことを知らしめたい。

#30

ark46

レギオンがポータルに入る前に(※TEK洞窟のこと)、ヘレナを檻から解放すべきではなかった。彼女はこの世界の謎に関心がありすぎた。レギオンのほとんどの兵士が死んだことを知ると、リーダーを殺そうとする私を止めてきた。ひとまず気絶してもらったが…。彼女に危害を加えるのは不本意だが、邪魔者は排除する。

だが彼女からネルヴァという名前は得られた。この絶好の舞台で私が殺す男の名だ。それにしてもなんと美しい場所だ。見事な星空も見える。これほど復讐に適した場所はない。

さあ、天と地の境界で、この戦いに終止符を打とうではないか!

#31

もしかしたらネルヴァは、自分が戦いでは死なないことを知っていたのではないだろうか。彼は私に何度か切り付けられた後、暗闇の中に逃げ込んだ。しかし彼が深手を負っていることは間違いない。血は嘘をつかない。この司令部は常識を遥かに逸脱した技術を用いて作られたようだ。

遠くにはいくつかの世界が見える。1つは間違いなく今まで私がいた場所だ。世界がこれ以上にたくさん存在しているのは最早疑いようがない。卑劣なネルヴァは死から逃げきることに成功したようだ。彼は知らないだろうが私は諦めが悪い。どこにいたとしても必ず見つけ出して見せる。

司令部の奥のほうにあるプラットフォームにターミナルがある。どうやら決められたコードを入力すれば、他の世界に移動することができるようだ。だがやめておく。そんなことをすれば、ビーストクイーンの餌食になる敵が増えるだけだ。

メイ・インまとめ

気づいたら見知らぬ海岸にいた。ドードーなどを狩りながら食いつないでいたが、生き残る為森へと足を踏み入れる。小さな村を襲撃していた男を倒し、村に一泊泊めてもらう。村人と話ができたことに驚いていると、村人が手首に埋め込まれている機械が翻訳しているようだと教えてくれる。

テイムの仕方を村人から聞いていたため、ユタラプトルに挑みテイムを成功させる。ウーズイという名前を付け、ユタラプトルの群れを作り狩りを始める。腕を買われ用心棒のような事をしていたら、次第に人々に傭兵と呼ばれ始める。

より大きな恐竜たちのテイムも開始し、次々に成功させていく。その後島を脱出しようとするが、毎回元の場所に戻されてしまう。後ほど空と海には障壁が張られており、島の外に脱出できないことを知り悲しみにくれる。その後人々に「ビーストクイーン」と呼ばれ始めていることを知る。初めてギガノトサウルスと対面し、流石のメイ・インも恐怖を感じ、こいつは飼い慣らせないだろうと直感する。

ヘレナと出会い、暫くヘレナと平和な日々を過ごす。ヘレナと別れた後は南方の戦争へ参加。ペイントシャークスと共にニューレギオンを退けようとするが、ニューレギオンの奇襲によりシャークスに裏切られ、岐路につく。ニューレギオンに追われた場合自分に援軍が来ない事を考え、ギガノトサウルスをテイムすることを決意する。

犠牲を出しながらもなんとかギガノトサウルスのテイムに成功。その後ヘレナより洞窟攻略の依頼がありこれを承諾。無事メガピテクスの討伐を成功させる。しかし帰還直後をニューレギオンに襲われ敗北。命からがら逃げることに成功する(ヘレナは捕らえられてしまう)

襲撃による深手でウーズイが死亡。友人の敵を討つことを心に誓う。ニューレギオンの後をつけ、TEK洞窟に入ったところを襲撃。この時捕虜になってたヘレナを開放するも、ネルヴァとの一騎打ちを邪魔したため気絶してもらう。ネルヴァとの一騎打ちには勝利。しかしとどめを刺す前に逃走を許してしまったため、必ず見つけ出して殺すことを心に誓う。

メイ・イン・リーのその後

逃げたネルヴァを追い、転送先をAberration(アベレーション)の世界に設定して移動します。ヘレナとロックウェルはScorched Earth(スコーチドアース)に飛んだため、ここで初めてストーリーが分岐する形になります(あとでちゃんと合流しますが)



メイ・インのストーリーは基本テイムと護衛業が半分を占めていますね。これは誰にも頼らず一人で生きていくことを決意したせいだとは思いますが、ヘレナと一緒に過ごしていればもう少し穏やかな生活が待っていたのではないかなと思わされますね。

また、テイムした恐竜たちを非常にかわいがり大切にしているのがわかります。特にウーズイは最初に手懐けた恐竜であり良き友人であったため、ネルヴァのせいで死んでしまったことに怒り心頭なのもわかります。アイランドのストーリーで一番のネルヴァの被害者は、逆恨みされてしまってるメイ・インといえますね。

逃げたネルヴァを追いアベレーションに飛んだメイ・イン。その後ネルヴァと再会できたのか。スコーチドアースではどういった生活をしたのか。気になる方は是非是非スコーチドアースのエクスプローラーノートを探してみてください。


以上がアイランドにおけるメイ・イン・リーのストーリーです。次回はアイランド編最後の登場人物となるニューレギオンのリーダー、ガイウス・マルケルス・ネルヴァについて紹介したいと思います。