深夜廻 感想|ゲーム紹介と難易度・トロコン・ストーリー考察まとめ

深夜廻 イメージ画

基本情報

タイトル:深夜廻(Yomawari: Midnight Shadows)
プラットフォーム:PC(Steam)/ PlayStation 4
ジャンル:ホラー / アドベンチャー
発売日:2017年10月24日(Steam)
開発 / 販売:Nippon Ichi Software, Inc. / NIS America, Inc.
プレイ人数:1人
公式サイト:公式サイト
Steam:Steamストアページ


旦那が深夜廻というゲームを買ってきたので久しぶりにホラーゲームをプレイ。ホラーゲームとか小学生だか中学生のときにプレイしたバイオ1・2とディノクライシス以来ですよ…このジャンル避けてるのかもろわかりですね!ホラー苦手!ちなみに前作の「夜廻」もホラーなのでもちろん未プレイなんですが何故かsteamに入ってるのでまたあとでやってみようかと思います…。(→結局この記事書いたすぐ後に遊びましたw 前作「夜廻」の日記はこちらからどうぞ)というわけで、以下いつも通りのレビューと考察です。

ストーリーについて

まずゲーム内容についてですがかなりシンプルで「いなくなった友達を探すため、深夜の街の色んなところを廻る」というタイトル通りのストーリーです。ちなみにこのゲームで朝を拝むことはありません。懐中電灯をもって永遠に明けない夜の街を徘徊することになります。朝に探しに行けよっていう突っ込みをしたくなるんですが最終的になぜ夜探しに行くのかという理由もなんとなくわかるようになります。

ゲームシステムについて

システムもいたってシンプル。懐中電灯で街を彷徨い歩きながら、主人公の「ハル」がいなくなった友達の「ユイ」を探しに街に繰り出すというもの。ゲームは基本ハルパートとユイパートを交互に進める感じになります。

ホラーなので脅かし役としてたくさんの幽霊がでてきますが敵を撃退できない系のホラーゲームなので基本逃げて追跡をかわすことになります。いたるところに茂みや看板などが置いてあるので逃げきれない場合はそこに隠れると幽霊をやり過ごすことができます。撃退はできませんが、石や紙飛行機で幽霊の気をそらすことは可能なので進行先に幽霊がいて通れない場合、アイテムを投げたりして気をそらしてる間に走り抜けることで気づかれずに通過することができます。

セーブはオートではなく、拾った10円玉をお地蔵さんにお供えすることでセーブができます。街がそこそこ広いので、途中からはお地蔵さんワープ(セーブ地点→セーブ地点)を駆使しながら物語を進めることになります。あとは街の色んなところにアイテムが落ちているのでそれらコレクションの収集くらいでしょうか。拾ったコレクションによってはサブクエストが発生したり幽霊の対処方法が書いてあったりするのでみつけたら必ず拾っておきましょう。

トロコンとゲーム難易度について

私はかなりのんびりやったのでクリアまでの時間は7時間でした。

深夜廻 クリア時間7時間のプレイ画面スクリーンショット

トロコンまで含めると総プレイ時間10時間くらいですかね?トロコンしちゃう程度にはおもしろかったです。あとトロコン自体わりと簡単だったのでなんとなく集めてしまったのとアイテム取得でいくつかサブクエが発生するので、クエストみたさに頑張りました。取得率も11%だしわりとみんなトロコンしてるのかな?

EDは一応2種類あるんですが、通常EDは後味が悪いのでプレイする人は是非分岐EDのほうもみておきましょう。面倒な分岐手続き(?)不要なのですぐ別EDがみれる優しい仕様となってます。

私はホラーゲームが苦手なため幽霊がでるたびに奇声をあげてたんですが基本びっくり要素しかないので慣れてしまえばサクサク進めると思います。ただ幽霊の初見殺しは少ないですが、ボスの初見殺しは大めです。あとスキップ機能がないのでボス戦で死んでしまうとセーブ地点からやり直し→演出も見直しになるのでその点だけ若干だるいです。

進行するのに難しいギミックも特にありません。下水路のごみ袋箇所くらいでしょうかねわかりにくいのは。ホラーゲームによくあるパスコードいれて進行だとかパズルをといて扉をあけるとかそういうのは一切ないのでご安心を。アクション要素もそんなにないというかないし、1日落ち着いてホラゲしたい人にはかなりおすすめ。

クリア後のおまけとして前作の主人公に会えたり前作の街を探検できたりもするので前作ファンの方にもおすすめ。あとストーリーもいろいろと想像の余地があっていい感じです。ただ廃墟のご家族の話はもう少し掘り下げてよかったのでは…?と思います。

あとあと猫連れまわせるのが地味にかわいかった。

餌付けしたらついてきてくれるんだぜ…かわいい。

クリア後のストーリー考察(ここからネタバレ有)

さて、ここからはネタバレ含めたストーリー考察です。こんな解釈もあるんだなー程度に見ていただければと思います。

まず、通常EDだと以下の部分まで考察できます。

・ユイは大事にしていたクロが死んで落ち込んでいる
・「父がいなくなり母が変になってしまった」という記述があり
 ユイは頭に包帯、ほっぺにも傷をこさえているため
 恐らく母親に暴力を振るわれていると予測できる。
・おまけに頼りにしてたハルまで引っ越しすることになり心のよりどころをなくしてしまった

以上からユイはつらい現実に耐えきれなくなり首つり自殺してしまった。そして手紙でそれを知ったハルも責任を感じ、最後に自殺してしまった…。そのまま受け取ると上記のような感じにストーリーが落ち着くんですが真EDに進むとユイの自殺原因はそうじゃないことがわかります。

引き返すとユイの手紙を見つける事になりますが
・翌日がハルと約束した花火を見る日であり、一緒に見に行くと約束していること
・ハルとまた一緒に花火をみたいということ
・ハルの引っ越し後に手紙を書こうとしていること
・夏にはハルに会いに行こうとしていること
以上の事実がわかります。

「まずは明日約束した花火を見に行こう、そしてハルに手紙を書こう、会いに行こう」ということが上記のメモから読みとれますね。つまりこの時点でユイに死ぬ気はないんです。同じく疑問を感じてハルはさらに引き返すことになります。

ところがどこからともなく不気味な声(以下山の神様)が聞こえ、ユイと同じようにハルを自殺にいざないます。その後誘いを拒否し続けたハルが「もういやだ!」と言ったことによりコトワリ様トリガー発動。コトワリ様がハルを助け出し、隠された祠への道を切り開いた後ハサミを残して消えてしまいます。

祠の奥に進んでいくと過去の回想が一部見れますが、落ちているメモなどの話をつなぎ合わせていくと

・以前ハルとユイはこの祠へ訪れている事
・二人が逃げる際ハルの身代わりにクロが犠牲になったこと
・そしてハルは何故かその時の記憶が抜け落ちていること
・祠から逃走後、ユイは山の神の呼び声に反応してしまい自殺したこと
・その後ハルにも声が聞こえ始めてしまった(冒頭のへんなこえが聞こえるまで戻る)

冒頭でユイと花火を見ますが、知っての通りユイは自殺しているためハルは自分が死んだことに気づいてないユイと一緒にいたことになります。

深夜廻 山の神が映る場面のゲーム画面スクリーンショット

最初のびっくりポイントであるここ(まじでびびりました)よくみると山の神なんですよね。実はめっちゃ最初からおるやんお前みたいな。

ユイは死んでるので祟った山の神が連れ戻しにきたというよりはユイを使ってハルをおびき出してる説が高いと思います。ユイは撒き餌ですね。おびき出されて山の神の声に従ってしまったのが通常EDなのではないでしょうか。

最終的にハルは声に抗い、もはや悪霊と化してしまったユイとの縁もコトワリ様の力を借りることによって断ち切ることに成功。結果的にユイも山の神との縁がきれて正気(?)を取り戻し最後ハルの手を離すことで、本当の意味で悪い縁が切れた…。

手を離すかどうか躊躇するのはハルとの縁を切るのを躊躇しているから。というのが私なりの真EDの真相だと解釈しています。

▼そもそもコトワリ様は何者だったのか

最後に何故コトワリ様が助けてくれるのか疑問に思うところですがメモやその他の文章を見る限り、コトワリ様は元はそんな悪い神様ではないことがわかります。

コトワリ様の名前は恐らく「断り」様からきており境内のお願い事や説明を見る限り嫌な縁を断ち切る神様だということがわかります。「もういやだ」がトリガーなあたり、もういやだと思った際に縁を断ち切りに現れて人間を救っていた、いい神様だったんじゃないでしょうかね?

深夜廻 コトワリ様と神社のゲーム画面スクリーンショット

祟り神と化してしまった後は誰も神社を手入れしていないようですが立派に祭られているあたり昔はきちんとした神様だったことがわかります。持ってる赤いハサミは本来人を切るのではなく「縁切りばさみ」だったと思われます。

ただ境内のお願い事をみる限り、だんだんお願い事が私怨にまみれてしまい、「つらいほどの縁を断ち切る神様」から「ただの悪い神様」になってしまい、呪われた人は人型の何かを差し出さないと殺されてしまう祟神みたいなものになってしまったんじゃないかなーと考えてみたり。

ちなみに最終戦で境内を綺麗にしたところ荒れ狂ってハサミを振り回しますがよくみると境内のあの道は「人型」になっておりコトワリ様は執拗に首部分をきっていることになります。撃退方法である「手と足と首のある物を渡す(身代わりにする)」ことで助かった形ですね。

そしてこの時ハルが境内のごみを掃除したことによりコトワリ様の神格が少し戻ったというか、本来の役割を思い出したんじゃないんでしょうか。その為山の神にハルが連れていかれそうなときに「もういやだ」のトリガーできちんと現れハルを救ったのだと思います。

▼ラスボスの正体(山の神様)はなんなのか

ラスボスはコトワリ様とは違い、あまり情報がなく名前もないためいったい何者なのかわかりづらい点がありますが、祠の道中に地蔵がたくさんあることと

深夜廻 祠の道中と地蔵のゲーム画面スクリーンショット

洞窟入り口にしめ縄が飾られているあたりこちらも何かしらの神様であったことが予想されます。何よりコトワリ様と山の神様ってディティールが似てるんですよね。

深夜廻 山の神の姿のゲーム画面スクリーンショット 深夜廻 コトワリ様の姿のゲーム画面スクリーンショット

指がいっぱいあったりとか口の作りとか指がいっぱいあるけど両手だけはちゃんとあるあたりとかとか。

やたらと糸で攻撃してきたり、糸で道を塞いでたり最後は赤い糸でハルをからめとってたあたり、山の神様は「縁切りのコトワリ様」と対をなす「縁結びの神様」なんじゃないですかね。縁結びの神様「だった」が正しい気がしますが。山の神様も何かしらの形で祟り神になってしまってるので。

ただコトワリ様とは違い、山の神様はいい話が作中みつからず「山から声がきこえたら反応しない事」くらいしか記述がない。祠への入口も塞がれているため、かなり前から祟り神してるか元から悪い神様でずっとここに封印されていただけなのかもしれませんね。

コトワリ様は山の神とは対のような存在のため最後に山の神との「縁」をコトワリ様は断ち切ってくれたんだと思います。ただ存在の大きさと祭られ方的に、縁結び>縁切りの力関係な気がします。だから最後ハルの左手ごと切ったのは、そうするしか助ける方法がなかったんじゃないですかね。

あと山の神の左手だけ目がつぶれてたり、ハルも左手だけもっていかれたり、前作の主人公は左目を持ってかれているあたり夜廻シリーズはなにかしら「左」にこだわってる気がします。

以上、思ってたより長くなってしまいましたが深夜廻の感想とストーリー考察でした。ホラー苦手な私でもクリアできたし割と短めなのでちょっと軽くホラゲに触ってみたい人の入門にはいいゲームな気がします。

あと前作やってなくても進行上まったく問題ありませんので「夜廻からやったほうがいいのかな?」と悩んでる方も気にせず買いましょう!

前作の「夜廻」についてはこちらで記事をかいてますので興味持たれた方は是非こちらも読んでいただけると嬉しいです。
「さくっとクリアできるホラーゲーム「夜廻」 感想日記」


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