CDエンディングとレッドアイについて

Bエンディングクリアした翌日、CとDエンディングも見ることができたため、無事に全エンディング制覇しクリアすることができました。
というわけで、今回は残りのCDルートの感想と残りのストーリー考察となります。ただ大体のストーリー考察は前回のBルート考察記事で済ませてしまってるため、今回はほとんどCDエンディングのクリア感想と、レッドアイについて書かせていただきました。
今回も盛大なネタバレを含んでますのでご注意ください。
CエンディングはAエンディングの続き
武器コンプしてないと見れないのがCルートになります。
武器をコンプリートした状態で魔王を倒すと、Aルートで「やり残したことがある」といって歩き去っていったカイネのその後がどうなるのか…という続きがみれます。
Cエンディングはカイネのマモノが暴走してしまい、カイネをどう止めるかでエンディングがわかれるんですが、必ず上側の選択肢を選ぶようにしましょう。
というのも下側を選んでしまうとDエンディングになってしまうためです。Dエンディングはデータ全削除しなければ見れないため、先にDをみてしまうとCをみるには再び1から全てやり直しになってしまいます。全エンディングを見たい方はくれぐれもCからクリアするように!
Cエンディングではカイネの中にいるマモノ、テュランの事がちょっと好きになります。彼はカイネの中で彼女のいろいろな感情を間近でみてきました。そのせいかだんだんとカイネが優しく接しはじめ、テュラン自身でもわからない感情が芽生え始めてしまいます。

もう自分の力でカイネのマモノ化を抑えられないと気づいた時のテュランのどうしようにもない感情と焦り具合が見ていてとても切ないです。
ニーアに「なんでカイネを助けるんだ?」と問いかけられた際、テュランは「たぶん、お前と同じ理由だ」と答えます。ニーアはloveでテュランのほうはlikeなのかloveなのかどちらかはわかりませんが、とにかく「カイネの事が大切だから助ける」ってことですね。

Cエンディングは切ないながらも、B同様いいエンディングだと思います。ニーアレプリカントは武器コンプがさほど難しくないので興味がある方は是非みてみてほしいエンディングです。というかCのついでにDエンドも見れるので是非やってほしいところ。
また、ここで一つアドバイスですが、Dエンディングも見る予定の方は(ここまできたらほとんどの人が見ると思いますが)Cエンディングに分岐ルートする前にセーブデータを分けておきましょう。
というのも、Cエンドみたあとのデータをロードするとまた青年期の図書館からやり直す羽目になるからです。最後の選択肢を変えたいだけのこちらとしては石の神殿にいって、また石板あつめて、また石の神殿登って……と、最初から走りなおす形になりただただ面倒です。
だいたいの人は石の神殿の最後のポストでセーブしていると思うので、Dエンディングをみたければその直前のデータを読み込み→最後の選択肢だけ変えれば無事Dエンディングが見られます。
トロフィーについてもCみた時点でもらえるので特に問題ないのでご安心を。ただ何かやり残したことがあるのならやめておきましょう。先にクエなり収集なり全てやることやってからDエンドをみたほうがいいです。
◆◆◆
ちなみに私はBルートの時点ですべて武器コンプ済みだったため、Cルートはただひたすらダッシュで石板集めをしてました。始まりがBルートと同じ青年期のカイネ開放からのため、この時点で武器が全部集まってるともうすることがないんですよね。
ボスも3~4発で死ぬレベルになってしまっていたため。本当にムービーと会話をスキップしながら進める形になりました。Cルート始めた時点でレベル37だったんですがAルートラスト(レベル30くらい)の時点ですでに敵がよわよわだったので、このゲームわりとレベル高くなくてもクリアができるようですね。
Bルートで既に普通に殴ってるだけでボスなどが即死してしまうため、ニーア達が会話するのを待ってから殴りかかるという謎の状態になってました(笑)全会話を見たい方はうっかり倒さないよう注意しましょう。私はBルートで何回か会話中に敵にとどめを刺してしまい、テュランとの会話が途切れてしまった悲しい過去があります…。
データを全削除しなければ見れない驚異のDエンディング
Dエンディングはというと、Cエンディングで選ばれなかったほうの運命「ニーアが存在をささげてカイネを人間に戻す」ルートとなります。
先ほども書きましたがDエンディングは同一キャラを使ったセーブデータを全部削除しないと見れません。本当に選択肢の文字通り「ニーアの存在を捧げる」というわけです。
「同一キャラのセーブデータ」のためたとえセーブを2こ3こと分けていても全部消されます。まだやり残したことがある人は注意しましょう。ゲーム側もうっかり消してしまわないように削除までに3回確認をされますし、削除前に自分でつけた主人公の名前を入力させられる徹底ぶりです。
本当に1回きりしかみれないレアエンディングのため、私はニーアの名前を入れた後はコントローラーをそっと置きました。スタートメニューから順々にデータが消されていく様は圧倒されます。
Dエンディングを見てみての感想
ニーアの消滅後に目を覚ますカイネ。カイネに助けれくれてありがとうとお礼を言うヨナになんとなく釈然としません。ヨナは完全にニーアのことを忘れ去っているようですが、兄の面影があるのかヨナの顔を見ていたカイネだけは一瞬だけニーアを思い出しそうになります。それもほんの一瞬で、でも何かを忘れている感覚がある…。

なんとなく、誰かが助けてくれたような…そんな感覚を持ちながら、ついにこの物語は終わります。
あんなにヨナヨナいっていたニーアがあっさりカイネのためにすべてを投げだしたのは少し意外でした。「俺がいなくなってもカイネがいればヨナは大丈夫」という気持ちなんだと思いますが…。そういう描写はゲーム中に一切されておらずニーアがカイネを命を投げ出してまで助けるほど好いているという描写もあまりないため、人によっては「あれ?!お前ヨナはもういいの?!」ってなるかもしれませんね。
ヨナはヨナであれほどお兄ちゃん子だったのにあっさり全て忘れ去ってしまっているのが個人的にかなり残念でした。ヨナにもなんとなく寂しいやら、もう一人いたような気がするとか、なんとか言ってほしかったなぁ。
DODシリーズとの繋がり
ちなみにこの「ニーアがいなくなった世界」というのが後のニーアオートマタに続く世界となるようです。DODシリーズを含めて全てを繋げて考えた場合、時系列は- 初代DODのEエンディング(あの有名な新宿EDです)
- ニーアレプリカントのDエンディング(今回のニーア消失ED)
- ニーアオートマタ
「レッドアイ」とはなんだったのか?
作中全然語られることのなかった「レッドアイ」について。レッドアイについてはロード画面で一瞬記録がでるのみで、ゲーム中ではあまり多くは語られませんでした。(白塩化症候群についてもあまり語られていませんが…)結局「レッドアイ」がなんだったのかについてですが…どうも「白塩化症候群」にかかった人間は
必ず死ぬか、レギオンという凶暴化した人間になるかの二択だったようです。
まずこの「白塩化症候群」の原因になったのが、初代DODでこちら側の世界にきてしまった母体が原因です(新宿エンドで戦うあのボスのことですね)。母体(神)はもともと人間を滅ぼそうとしていたため、白塩化症候群にかかった人間は必ず死ぬんですが、母体の思想に賛同したり屈した場合は「レギオン」という手駒になって人間を襲いはじめます。
レギオンは母体の思想に従ってるだけの傀儡のような存在ですので、あまり思考力をもっていませんでした。ただそのうちに強い自我を保ったままレギオン化した人間が現れます。その自我を保ったままレギオン化した人間の事を「レッドアイ」と呼んでいたようです。
レッドアイはレギオンの親玉として君臨し、彼らをまとめあげて人間の侵略を開始します。結果人間側は白塩化症候群だけでなくレッドアイとも戦う羽目になり、そのまま絶滅の一途を辿っていくことになりました。
レッドアイは文字通り目が赤いんですが、これは初代DODのレッドアイに共通する設定ですね!ロード画面の資料によると、レッドアイは2030年に討伐されたようです。兵器開発の資料が2025年となっていることから、エミールたちはレギオンとの戦いのために開発された兵器である可能性が非常に高いです。
狭い世界の壮大な世界観とストーリー
何故人類復旧計画の鍵がオリジナルニーアなのか。それは人類が母体と共に落ちてきた竜を研究した際に発見した「魔素」という物質をオリジナルニーアだけが唯一扱えたからです。そのほかゲーム中で語られない細かい設定があるようなのですがこればっかりは設定資料集を買ってみないと詳細にはわからなさそうですね。この設定資料集にはいくつか短編小説が収録されているようで、その中ではDエンディング後のEエンディングなるものも描かれているようです。エミールのその後やロボット山の兄について、カイネについてなど、その他細かい設定やストーリーを読むことができるようで……め、めっちゃ気になる…。
ニーアオートマタもレプリカントも行ける村(街)やマップが数個という限られた狭い空間にも関わらず壮大で深い世界観を構築しているため、プレイを終えた後も色々と深く探ってみたくなるとても魅力的な作品だと思います。
結局このタイトルもDODシリーズの例に漏れず「妹一人のために全人類を滅ぼした」というある意味鬱エンディングを迎えていたりするんですが、それでもやりたくなる。やってみてほしい。
本編だけではいささかストーリーが分かりにくい部分はありますが、こうして日記を書くためゲーム内資料とか見直しながら文字に書き起こしてみたらそこそこ内容がわかるようにはなっていましたので、考察が好きだったり深い世界観が好きな人はドはまりするゲームだと思います。
なによりまたオートマタがやりたくなりますね!!エミールに会いたくなる。オートマタ → レプリカントでもレプリカント → オートマタでもどちらでも全然楽しめる作りになっているので、まだどちらもプレイしていない人や片方しかプレイしていない人は是非とも両方プレイしてみてください。ちなみに私はオートマタ→レプリカントでした。これはこれで新しい発見があってとても面白かったです。
(2018/7/8 追記)
結局我慢できず設定資料集買っちゃったー!どうしても追加のストーリーを見てみたくなっちゃったんだもん!!買ってみた感想はとってもとってもよかったので、細かいストーリーが気になる方は本当に是非買ってみてください!
実際に買ってみてほしいので細かい内容は割愛しますが、末巻にあるストーリー小説の大まかな内容は
- 白の書達がどうやって出来上がったのか
- (エミールの姉)ハルアの話
- 幼少期のニーアがどうやってヨナの薬代を稼いでいたのか
- 砂漠の王子とフィーアの話
- ロボット山の兄弟の話
- カイネの過去の話(ちょいエロ)
- 配達員と人魚姫の話
- カイネの心の葛藤の話
- ?エンディング後のエミールの話
- 「失ワレタ世界」ストーリーの目玉であるDエンディング後の世界
(2021/4/30 追記)
2021年4月22日にニーアレプリカントをベースとしたバージョンアップ作品「NieR Replicant ver.1.22474487139..」が発売したのをうけ、設定資料集も新しく出しなおすようです!説明文を見た限り設定資料集のベースも一緒のようですので、気になる方はそちらも見てみてはいかがでしょうか。
▼シリーズの他記事はこちらからどうぞ
NieR Automata ネタバレなし クリア後の感想日記
Automataクリア後に遊んでも楽しい!NieR Replicant プレイ雑記
NieR Replicant Aルートクリアまでの感想と考察
NieR Replicant Bルートクリアまでの感想とストーリー考察