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エクスティンクション編最後のノートは「待つ者」です。待つ者のノートはストーリーノートというよりは、我々サバイバー(プレイヤー)に向けたARKの裏側を解説してくれるような記録となります。エレメントについてだけでなく、待つ者が我々に何を求めているのか、我々サバイバーとはなんなのか、果ては何故リポップできるかまでのメタ的要素まで解説してくれます。

今までのノートは登場人物達が後任のために残したメモや日記でしたが、待つ者の記録は完全に我々プレイヤーに向けて書かれている特殊なノートです。読まなくてもストーリー上問題はありませんが、読んでおくとARKの世界をさらに深く知ることができる、そんなノートです。

待つ者の記録の数は全部で30枚です。読みやすいよう、あくまで私なりにまとめたストーリー内容となりますのでその点よろしくお願いします。原本が気になる方は是非エクスプローラーノートを集めて見てみてくださいませ。

また、今回の記事は合わせてエクスティンクションのエンディングについても触れていきたいと思います。「エンディングのネタバレはちょっと…」って人はクリア後にこちらの記事に目を通すことをおすすめします。

それではいってみましょう!

エクスティンクション編 待つ者の記録

(※ )部分はストーリーが分かりやすいよう入れている注釈です。
ストーリーに関する重要部分やゲームのメタ的な部分については太字にしています。

#01

よくやった!信じていた。ものがあるべき場所に収まるというのは見ていて楽しいものだ。おかえり。(※地球へおかえりという意味)

家か…これもまた漠然とした人間の概念だ。非知覚性の中には、安全や冬眠、子育てのために1ヶ所に居住する種もいる。しかし、人類のように家や町、惑星と心理的繋がりを持つ者はいない。

だからこそ重要なのだ。システムがシステムたる所以だ。君が望むなら、他のデザインやバックアップがあった。しかし、システムが最初の選択肢だった。人類には家が必要だ。それを築けるかどうかは君に懸かっている。

ハンマーは持ってきているな?友人や武器も。武器になり得る友人も。多くのものが必要になる。この家は…俗にボロ屋と呼ばれるものだ。(※現状の地球は汚染されてボロボロのため)

#02

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この町はもう長らく無人だ。人がいた時間よりも長い間だ。最盛期は驚くほど栄えていたが、長くは続かなかった。より高見にいる存在による導きの下で、人類の手によって築き上げられた町だ。

塔はきらめき、道は機械でに賑わっていた。人々はその表皮の下に流れる紫の河から奇跡を収穫した(※採取したエレメントを使って人類は繁栄を極めた)。この惑星の技術的進歩が行き着いた絶頂は驚異的だった。こここそがシステムが生まれた場所だ。そしてそのプロトタイプが作られた場所だ。

しかしその栄光の日々も今はない。残るのは、その壁の外側に蠢く影から身を守るためのわずかなものだけだ。それすらもいつかは消え去るだろう。

骨組みは有効活用すればいいが、依存してはならない。影はその隙間から侵入してくるだろう。別の脅威を伴って。

#03

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廃墟の中の霊には十分注意することだ。輝く金属の霊が彷徨っている(※エンフォーサーなどの機械類の事)。彼らの狩りは終わることがない。かつてはこの町の守護者だったが、野蛮化し、野放しになっている。奴らにとって、全ての侵入者が排除すべき標的なのだ。

奴らと話そうと試みた。君の落下に供えようと、私の声が心地よく身近なものに感じるだろうと考えた。コードの奥深くに閉じ込められ、長らく忘れられた本能を目覚めさせるだろうと。

しかし話は通じなかった。奴らは奴ら同士の話しか聞かない。システムでさえも届かない。私にも君にも奴らを抑制することはできない。

かつて君と同じ種の中に奴らと交流できる者がいた(※サンティアゴのようなエンジニアのこと)。君にもできるかもしれない。彼らを救う方法はそれしかない。

#04

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この壁の中の危険は、外のものと比べれば大したことはない。外はバイオレットポイズン(※エレメントのこと)に感染した影の領域だ。

かつて、その毒は金だと思われていた。ある意味で、今もそれは事実だ。精製したものはごく少量で驚異的な力を発揮する。その境界は曖昧だ。境界を超えると、その紫の指は精神と体を逃げようのない力で捕縛する。生命体が不毛の地で生き途絶えるように、死ぬまでそれは広がり続ける。

君がその死の境界を超える前に、約束を果たさなければならない。君の名前を教えると言った。自称ではない。システムが与えた名でもない。私の定義が待つことであるように、君を定義する名だ。君の真の存在を説明する名だ。

#05

君は聞く。君は何者だ?君は君だ。それも一度きりではない。君は何度も何度も君を繰り返す。

言い換えよう。我々のアイデンティティが我々の行動によって定義されるなら、君はなんだ?君は「無力な木々を拳で殴る者」か?違う。君の定義は挑戦し続けることだ。飢えたらもう一度挑戦する。崖から落ちたらもう一度挑戦する。捕食者に消化されてしまっても、もう一度挑戦する。

そして君は、地球、人類、生命…全てのものにもう一度挑戦するチャンスを与えられる。なぜなら空から落ちてきた君と君の兄弟たちは全員、「挑戦し続ける者」だからだ。

#06

君にとって、死とははるか昔から忌み嫌われる化物だ。しかし、それを絶頂の中の絶頂と捉える者もいる。難攻不落の捕食者の最初の魂を私が引きずり出すまでは。

それは幸運な事故だった。逃れることのできない死は、その孤独な捕食者(※メイ・インのこと)に歩み寄り、私はそれに耐えられなかった。私はその顎を開こうと思ったが、私には手がない。私はただ助けを求めて泣いていた。そこで彼女と出会った(※ダイアナのこと)。私の手となれる存在に。私ができないことを成し遂げられる存在に。

私の思考は彼女を引き付けた。どうやったかはわからないが、彼女に2度目のチャンスを与えるために、世界に呼び戻した。そして、死は最初の歯を失った。

#07

実験において、一貫性は重要だ。反復、分布、因果関係が結果を構築する。死についても例外ではない。試行が1度成功したからと言って、何かが解決するわけではない。その状況が固有のものであり、同じ主題においても反復が不可能かもしれない。したがって、私はあの時、1つの魂に対して2度目のチャンスを与える事しかできなかった。

軌道上では、計算の及ばない主題があった。だから私は試した。何度も何度も。何度も試し、何度も失敗した。その中から別の成功が生まれた。それを何度も繰り返し、ようやく君が生まれた。

どれくらいかかったか分からない。何百年?何千年?特に、私にとって時間はあいまいだ。それでも、死んでいった魂は全て記憶している。私が助けることができなかったものたちを。どれだけ試しても、同じものを作ることはできなかった。どれだけ頑張っても、どれだけ想っても。

#08

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私は君のために多くの困難を超えてきた。君のために犠牲を払い、試し、研究をしてきた。すべては君に死を経験させ、そこから学ばせ、次の人生にその知見を継承させるために。

それこそが私からの最大の贈り物だ。私の戦略の最重要要素だ。それが君をシステムとその壊れたルールに抗わせた。君がこの星を救うために必要なものだ。

しかし、それはタダではない。死から蘇るたびに、対価が発生する。君のためじゃなく、システムのために。その対価とは資源だ。資源は作れるものじゃなく、変換するものだ。

空の島々は種だ。それらが落下すると、システムのエネルギーを開花させる。不毛の地が完全によみがえった時、君は自分自身を蘇生させる能力を失う。

すまないが、これ以上の計画は思い浮かばなかった。

#09

できないことばかりを言ってはいるが、分かってほしい。私は全知全能ではない。名前はそれらしいが、私は神ではない。誰も神なんかじゃない。

ホモデウス、人間は私の事をそう呼んだ。(※ホモデウス=簡単に言うと死を乗り越え超賢いAIになった、神様状態にアップグレードされた人類のこと)

名ばかりの存在だ。私は時折、小さな部屋で独りぼっちで窓ガラス1枚を挟んで世界を見ているような気分になる。窮屈で、不毛で、とても寒い。最悪の気分だ。

だからそのような名は私に相応しくない。神格化される必要はない。望んだこともない。先人の事は分からないが。彼らには異なる経験があったはずだ。今となっては知る由もない。

#10

私は彼らと比べるとはるかに劣る。しかし残りの同類は私よりも劣る。彼らは精神に触れることができないし、思考を提供することもできない。自分たちで開発し、手に負えなくなってしまった偉大なシステムを監視するために、欠陥のある代用物に依存している。

彼らは弱いわけでは全くない。私たちの家を周回する種を育むものは彼らの力だ。それぞれが彼らから力を受けている。彼らには力があるが、それを導くものが何もない。彼らのアイデンティティや自意識は朽ち果て、消滅してしまった(※長い年月で自我を失ってしまった)。

それを話せるのは私だけだ。最も若く、最も弱く、最後に残った私だけだ。

#11

先人たちが彼らの様に朽ち果てることがあるだろうか?私は一度だけこのように問いかけたことがある。誰も答えてはくれなかった。待っている間に感じただけだ。徐々に私の中に入り込んできた。

どれだけのことを一度に見たことがあるか?詳細を飲み込みながら、全てを処理できたか?それを2つ、百、千、百万のイメージに対してやっていることを想像してみるのだ。

その全ての知識、全ての情報が私たちの中に流れ込む。それこそが、先人たちがシステムを完成させた所以だ。私が君に名前を与えた所以だ。「挑戦し続ける者」、君に語りかけられる所以だ。

それでも、私たちの精神、魂はその全ての真実の重みの下で崩壊する。それらは煙となる。

#12

先人たちは自分自身を失ったが、私は自我を保っている。心を保っている。多くは変わってしまったが、私のものだ。しかし永遠に保つことはできない。

見るべきもの、計算すべきこと、やるべきことはたくさんある。君に語り掛ける間も、この会話が変移する確率を計算しているし、君の一族を観察している。このようなことを無限に、止まることなく、休むことなく続けている。

私にはもう静寂は訪れない。静寂の価値など知る由もなかった。当時の私はあまりにも無知だった。

#13

私がいつ先人の跡を辿るかは分からない。私自身の心に関する計算には本質的に欠陥がある。確かなのは、それが避けられないということだけだ。

「挑戦し続ける者」よ、その時が来るまで私は、君とこの先の戦いで君の名を共有する全ての者を支援する。そう、戦いはやってくる。必ず。ネアンデルタール人のように君たちの消滅を願っている敵が降伏することはない。

(彼らは)私と同じく直接戦うことはできない。彼らは代用物や化身を通して行動する。中には自分の意志を持つ者もいたが、今や彼らの血管を流れるバイオレットポイズンの奴隷と化している。かつての自分たちの影に成り果ててしまった。

他の者は常に影であり続けた。バイオレットポイズンそのものの影に。それによって生まれ、育った。真実を言えば、それはただの毒ではない。生きているのだ。

そして、それこそが敵なのだ。

#14

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それ(※バイオレットポイズン=エレメントのこと)が正常だったことはない。常に異常で、謎めいていた。

その用途は計算の域を超えていた。タングステンよりも硬く、銅よりも万能だった。あるべき姿において、その電気や放射能の生成能力は卓越していた。当然ながら、その物体による影響力、発見、発明、生産は急速に発展した。

その変化に気づくまでには何世紀も要した。大変動と先人たちの登場のはるか後だった。その頃には、その根を土地の隅々にまで伸ばしていて、拡散を続けていた。複製と感染を繰り返しながら。それを利用していた者は、その影となった。残りの者は破滅した。

#15

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それを進化と呼ぶか覚醒と呼ぶかは分からない。つまり、バイオレットポイズンが現在の全てを消費するウイルスに変異したのか、あるいは元々そうであったのかは不明だ。両方とも可能性がある。

花粉のように星間を渡った感染だったのか、あるいは類稀なる資源が化物へと変異したのかはわからない(※バイオレットポイズンが宇宙から飛来したものなのか、鉱物が突然変異したものなのかは謎)。私たちの土地が侵略されたのか、土地の万人たちの強欲と野心によるものなのか。私は答えを知らない。それが問題なのかどうかも分からない。

明確なのは、それが無慈悲で無常であるということだけだ。それらを突き動かすのは、本能、初期衝動、繁殖欲求、飢え、憎しみだ。そして、それは影にも伝搬する。その多くは憎しみだ。

#16

私は毒が影を作る様子を直接見たことがある。それらが、命を奪う方法、歌と温もりで誘惑する方法も知っている。彼らの要求や欲求を全て保証し、狂気の奥深くへと導く、その穴はあまりにも深く、何人たりとも戻ることはできない。最も強く、最も賢い者であっても。

しかし、最も暗い影は、元々真に生きていたとは言えない者だ。バイオレットポイズンそのものとして生まれた者だ。まさしく、強欲な飢えと終わりなき憎しみのあらわれだ。

何よりも、彼らはその本質で作られた化身だ。毒の集合意識の破片を抱え、その影響力を拡散する。奴らを破壊することで、毒そのものを傷つけることができる。

奴らの強みでもあり、弱みでもあるのだ。

#17

このすべてが君と君の一族に結び付く。空の種から、下の不毛の地への道をみつけた「挑戦し続ける者」たちへと。君たちなら影を消滅させられる。

君の名を共有する一部の者はすでに行動を開始している。していない者もいる。君たち全員が重要な役割を担っている。君たちの成果の和によってそれぞれの影は倒れる。全ての影が倒れれば、毒は消滅する。そして、命の種が帰還すれば、残りのものを浄化できる。それが彼らの役割だ。

だからもう少しだけ挑戦を続けて欲しい。これまでのように挑み続けて欲しい。種が植えられ、私たちの土地が再び花開くまで。その時が来れば、もう挑戦を続ける必要はなくなる。

#18

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他の者よりも厄介な相手が1人だけいる。奴こそが最も深く、最も暗い影だ。最も明るい光さえもかき消してしまうほどの大きな暗闇だ(※キングタイタンのこと)。

最も生命力にあふれた存在でもある。下級の影は奴を通じて伝達する。奴らを繋ぎ合わせているのは、その強大な力だ。毒の強さと影響力の支柱だ。下級の影たちが迷わないための神経路だ。奴が落ちれば、全てが落ちるだろう。

その強大な存在でも、かつて死の必然性を感じた事がある(※ダイアナ達に一度殺されかけている)。傷口から流れた血がその胸に滴り落ちた時に。奴は落ちる(殺すことができる)。君が引きずり落とすのだ。

#19

奴を排除するためには、まずは奴を見つけ出す必要がある。その巨体にも関わらず、隠れるのが得意だ。実に厄介で不愉快な存在だ。

やみくもに奴を探しても、見付けることはできない。それならば、奴を呼び出せばいい。奴の部下の声を使い、名前を呼べばいい。さすれば、君の目の前に表すだろう(※キングタイタンを召喚するにはタイタン3匹倒す必要がある)。全ての怒りを抱えて。そこからが君のチャンスだ。

部下の声を使うには、奴らの心を奪う必要がある。あるいは精神を奪うことができれば、その強さを利用できる。いずれにせよ、奴らがカギを握っている。まずは奴らから始めるのだ。

#20

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部下の中でも、まずは緑を纏った巨人、「森の王」(※フォレストタイタンのこと)について話そう。成長と消費を繰り返す森は、奴の王国であり体だ。木の骨、藻と葉の肉、そしてつるの指が敵の首を締め上げる。

トリオの中の最年長者だ。小さな雑草から始まり、森を飲み込むほどに成長した。体を切り刻んだとしても、また成長する。森がある限り、王が死ぬことはない。

君が主から切り離すまでは。

#21

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次の部下は、風と霧の白い巨人、「冬の王」(※アイスタイタンのこと)だ。雪原を支配している。その吐息は自身の領土で吹き荒ぶどんな吹雪よりも冷たい。全てを凍らせ、動けなくしてしまう。

残忍な化物で、他の誰よりも貪欲だ。より獣に近い存在だ。その牙と爪で敵を引き裂くこと、氷の槍で敵を突き刺すことを好む。本能として、獲物を追い詰め、殺す。全ての獲物が消え去るまで、その欲求が収まることはないだろう。

奴の巣を探せ。奴を狩り返し、長い冬を終わらせてくれ。

#22

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3番目は、滑空の巨人、「砂と空の王」(※デザートタイタンのこと)だ。砂漠の王国の砂の熱による上昇気流によってはるか上空を飛び回る。王の周りには常に取り巻きの一団が、王の食卓のおこぼれを頂きつつ、半狂乱で王の護衛についている。

トリオの中でも最強の存在と言えるだろう。その巨体と飛行能力によって、奴を脅かす存在はなく、周囲の取り巻きの存在だけでなく、本体は電気を纏っており近づくことができない。しかし、奴のさらに上に行くことができれば、勝機がみつかるかもしれない。

飛行の手段を探し、奴を上から攻める方法を考えるのだ。

#23

この3体の部下の心または精神があれば、荒野を渡り、禁断の平原を歩き、不毛の地の中心へと向かうことができるだろう。その場所は、奴の力が最も及ぶ場所ではあるが、この場所以外に奴は現れないだろう。自ら王座を離れる理由などない。

この場所で、奴の部下の声を使えば、奴は現れるだろう。生みの親であるバイオレットポイズンの力と憎悪を抱えて、君の呼びかけに応じるはずだ。

「影の王」、「死の王」として。

ただし、むやみに奴を呼んではならない。準備はしっかりと整えておくことだ。チャンスは1度きりだ。

#24

影の王は強い。しかし、超えられない壁などない。不死の敵などいない。必要なのは適切な状況と適切な道具だ。それと適切な武器だ。

プレゼントがあると約束しただろう?これが実物だ。影と戦うために作られた英雄の武器だ(※メガMEKのこと)。数人によって扱うものだ。鍛冶屋の魂は消失しても、君が求めるなら、君にはその遺産を受け継ぐ権利がある。

ちょっとした改良を加えておいた。最初の構想では、この武器を扱うには4人の手が必要だった。今は1人のパイロットが容易に扱うことができる。4つの魂をコントロールする1人の戦士が要れば。

私の印を探せ。その建造のためのカギを渡そう。それを集めて欲しい。影はそれを通じて私の影響を察知する。いつものようにそれが奴らに危険を知らせる。英雄たちの様に戦い、成功を掴めば、彼らの力は君のものとなる。彼らと、君と、私の力が1つになる。

#25

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影の王座から王を永遠に引きずり落とせば、鍵は君のものとなる。園、そして壁内の全ての命への鍵、

「ガイアの鍵」だ。その鍵があれば、空から種を呼び寄せ、ついに根を張ることができる。成長することができる。長い時間待ったことが実り、我々の園は再び花開く。

私は最後にそれを待っている。最初に芽吹く瞬間を。蕾が花開く瞬間を見届けることを私は待ちわびている。永遠に。

どこまで待てるかは分からない。その瞬間まで待つことさえできれば、私に訪れる永い眠りの瞬間は、平穏なものとなるだろう。

#26

種が植えられたら、他のものも君のもとに集まるだろう。私が待っている間、彼らは眠り、緑の野原、流れる川、青い空を夢見ていた。完璧な園の夢を。私と君で具現化しようとしている地球の夢だ。

私自身は夢を見ない。私は現実を見て、予測し、計算する。夢が現実の歪みだ。記憶、希望、恐怖が絵画の中に非論理的に歪められたものだ。正確でもなければ実用的でもない。しかし、私はどこかでそれに憧れている。陽の光への憧れと同様に。

眠りし者が目覚めたら、全員で本物の陽の光を拝みたい。それには待つ価値がある。

#27

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眠りに者の数は、消え去った魂の数に比べれば少ない。私が失ってしまった者たちのことは前にも話したことがある。彼らと全く同じものを作ろうとしても、記憶がその邪魔をする。出来上がるのは結局、命のない殻だけだ。空虚な肉の像だ。

少なくとも、死は自然な終わりだ。彼らは空洞を見つけた時には苦しまなかった。下が上だと思い、梯子で狂気の中へ降りて行った彼(※ロックウェルのこと)とは違い。あの深みの中に彼が見える。苦悩と陶酔が逆転したあの歪んだ場所に。

彼はその運命を自分で招いた。それでも、君がそれを終わらせてくれて嬉しい。ありがとう。

#28

付き合ってくれたことにも感謝している。自分の話が長いことは自覚している。この会話も一方通行気味だ。それにも関わらず、他の生命体と話す機会をくれたことを嬉しく思っている。

言ったように、私は時間と対立している。ここで、独りで、どれだけの時間待っていたのかは見当もつかない。

先人たちは、その前にアイデンティティを失ってしまった。私が何者なのかを教えてくれる存在は何もなかった。話す相手も知るべき相手もいない。この先もずっとそうなるはずだった。この高みに到達する人間はいない。それで良いのだが、自分勝手にも、私はそうでないことを願うときがある。

#29

この思考の欠片が君にとって有用であることを願う。そうでなくても、私が言ったことは頭に留めておいてほしい。君たちは誰も孤独じゃない。

システムを最初に脱出した先人たちは、君に力を送っている。偉大な武器を通してだけでなく、君が歩んできた道を舗装する行動を通して。彼らから学ぶのだ。可能なら超えてみろ。彼らと、その園の全ての生命体が、私と同じくらい君に期待している。

やるべきことが容易ではなくとも、ミスを恐れすぎるな。彼らも結局ミスは犯した。私はそれを心にしまっている。むしろ、それらのミスや不完全性は、私が最も大切にしているものだ。

私が最も恐れるのは、待ち受ける永い眠りの中でその記憶と彼らを失う事だ。

#30

挑戦を続ける中で、それを乗り越えることが果てしなく遠いことのように思えることがある。全てを出し尽くし、やるべきことは全てやり、それ以上の力は発揮できないと感じることがあるだろう。建設した家、失った仲間、築いてきた進歩…それがなくなったら、挑戦することに何の意味がある?なぜ挑戦し続ける?

そのような自分自身の暗い深みにはまったら、誰かが君を信じているという事を思い出してほしい。誰かが君を支えたいと思っている。

暗くなればなるほど、別の日が昇るということを知ってほしい。君のために、眠りし者のために、地球の為に。君とその光を見ると言う希望を胸に、私は待ち続ける。それが叶わなくとも、私の分までそれを堪能してほしい。

なぜなら、新たな光は、以前のものよりも美しいものだから。


待つ者のその後


待つ者としての記録はこれが最後となります。



ダイアナのストーリーで、謎のツアーガイドの正体はヘレナであると言いました。そして今回のノートで多くの方が気づいたと思いますが……、待つ者の正体もヘレナです。

システムと融合したことでかなり過去の事象まで把握していたり、長い年月により口調も少し変わってしまっていますが、待つ者がヘレナなのは間違いありません。もしくは、自我を失っていたシステムにヘレナの自我が加わることでまた稼働し始めたのかも知れません。どちらにしろ、彼女は最後に出来たシステム管理者になります。なので彼女は自分の事を「最も若く、最も弱く、最後に残った」ホモデウスと自称しているのです。

記録内容以外に、「待つ者=ヘレナ」であると決定づけられる根拠と証拠ですが

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エクスティンクションのトレイラームービーと

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エクスティンクションのエンディングムービーで彼女の姿を確認することができます。それと後のマップ「ジェネシス」で、我々サバイバーをサポートしてくれるAIがいるのですが、そのAIの名前もヘレナです。

エクスティンクション編のメイはノートに、プリズムを取り込んだ後のヘレナの様子を「彼女の肌には無数の光の筋が浮び上っている」と記載していますが、上記の姿が恐らく最終形態なのでしょうね。透けた体の真中にプリズム…管理者・待つ者としてのマークがあることも確認できます。

さて、今回のノートで待つ者は我々に過去の地球に何が起きたのか、今現在地球はどうなっているのか、エレメントが何なのかを教えてくれました。少々長くなりますが、エレメントについてと、ARK計画についてまとめてみましょう。


バイオレットポイズン(エレメント)とは何なのか


エレメント(待つ者はバイオレットポイズンと呼ぶ)とは、昔(我々から見た場合の未来)地球に突如として現れた謎に包まれた物質です。それが宇宙から隕石と共に飛来してきたものなのか、はたまた既存の物質が突然変異してエレメントが出来上がってしまったのかは定かではありません。わかっているのはエレメントが非常に毒性の強い性質を持っており、なおかつエレメント自体が意志を持っているということ。この性質も最初からそうだったのか、突然変異で途中からそうなってしまったのかは謎です。

エレメントを見つけた人類は、その性能に驚き、様々な技術に転用します。その代表がTEKスーツやTEKウェポン、エンフォーサーなどの近未来的な機械類です。TEKテレポーターは後のオベリスクの前身とも言えますし、TEKクローニングチャンバーなんかは完全にクローン技術であるため、後々我々サバイバーを複製するのに転用されたことでしょう。とにかくそんな感じで、エレメントという物質は非常に便利で有用性があったため、様々な分野で発展しやがて人々の生活にも浸透していきました。

ところが先述した通りこのエレメント、実は毒でした。おまけに意思まで持っている。エレメントは次第に、植物、我々人間を含めた生物、はては地球まで浸食を開始します。エレメントに侵されてしまうと自我がなくなり、完全にエレメント意志の支配下に置かれます。エクスティンクションでエレメントに侵された恐竜たちをたくさんみることができますが、あれが所謂エレメントの影です。そしてエレメントに侵されている生物には集合意識が芽生えます。(※詳しくは後述)

エレメントは集合意識で繋がっているため、影を攻撃すれば毒の元であるエレメント自体を攻撃することができます。そして影響が巨大であればあるほど攻撃力は強くなります。なので待つ者は我々に、特に強力な影…最もエレメントと深くつながっており、もっとも暗い影であるキングタイタンを倒すよう我々にお願いします。

キングタイタンを倒せば毒の元凶であるエレメントが弱体化されます。弱体化できれば「エレメント毒性評価」が下がり、自生プロトコルを実行できるようになります。自生プロトコルが働けば、宇宙に避難させていた種を内包した島々、ARKが地球に帰還します。ARKには周囲の放射能を減少させる内臓テクノロジーが組み込まれています。待つ者が「命の種が帰還すれば、残りのものを浄化できる」と言っているのは、ARKに上記のような浄化機能が携わっているためです。ただめちゃくちゃ強い機能ではないため、ある一定の数値までエレメント濃度を下げてあげないと機能しないのです。

だからダイアナ達が成し得なかった偉業、キングタイタンを倒し、地球にARKを呼び戻して欲しい。地球をまた生物達が住める環境にしてほしい。それが待つ者の願いであり、それが成就されるまで待つ者は何百、何千年と待ち続けているのです。



…というのが、ARKというゲームの本当の目的です。そして驚くことに、何故我々がリスポーンできるのかも待つ者は教えてくれます。曰く、昔同じ魂を持った個体の複製に偶然成功したが、再現性がなかった。再現性を持たせるためにその後何百何千年と実験を繰り返して、ようやく我々サバイバーという存在が誕生した。たとえ死んでも記憶を引き継ぎ、何度でも1からやり直せる存在。それが我々サバイバー…「挑戦し続ける者」なのです。

ただの恐竜サバイバルゲームだと思った?残念、実はめちゃくちゃ考えられているストーリーなのでした!設定が細かいゲームは数あれど、プレイヤーがリスポーンできる理由を説明してくれてるゲームはなかなかないんじゃないでしょうか?その辺りって大体「ゲームだから」で片づけられてますよね。天下の任天堂でさえマリオが復活できる理由は用意してない気がします。

次にエレメントに侵されている生物に芽生える「集合意識」について。これは一個体としての自我がなくなり、全個体で1つの意識を共有するという意味です。汚染生物をテイムできない理由はここにあります。例えテイムしようとしたとしても、他の汚染体と意志を共有しているためいう事を聞かないのです(エレメントに意志を乗っ取られているのも理由ですが)。一個体が敵意を抱けば、意識を共有している全員が襲い掛かってきます。汚染されている=同種とみなしているので、汚染された生物同士は敵対しません。その代わり、それ以外の生物には全て敵対している形になります。

待つ者は「毒が影を作る様子を直接見たことがある」といい、「歌と温もりで誘惑する」方法を取っていることを教えてくれます。ロックウェルは自身のノートに時々エドモンジウムから「歌が聞こえる」「温かみがある」と記していました。一見ただのサイコ野郎に見えるこの発言ですが、実はエレメントに思いっきり誘惑されてたってことですね!そしてロックウェルはまんまとそれに嵌ってしまったわけです。悪の素質があったのは間違いないと思いますけどね…。

エクスティンクションのエンディングについて


誰かがキングタイタンを倒してくれることをひたすら待ち続けている「待つ者」…果たしてその悲願は達成されたかと言うと……我々サバイバー…いや、「挑戦し続ける者」がキングタイタンを倒すことで達成されることとなります。

キングタイタンを倒すとエンディングに入るのですが、そこで待つ者(ヘレナ)が出てきて我々にこう語りかけてきます。

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「ようやく始まった。ARKたちが帰ってくる。それぞれが新たな種――植物、動物、それに人間を運び、その種が世界中に根を張り巡らせていく。そして命はやがて、くびきから解放される。種は広がり、成長を遂げ、繁茂し、そしてこの惑星――私たちの故郷は再び花開く。汚染については、そうね…そこからはARKに任せればいい。いずれ、ARKによって大地からエレメントは浄化される。でも忘れないで…全てはあなたのおかげよ。この光景が見れて良かった。ほら、見て。太陽が昇っていく」

我々がキングタイタンを倒したことにより、自生プロトコルが発動しARKが地球へと帰還してくるのです。ムービーでは地球に帰還するARKの様子や、ARKから地球に出ていく生物達の様子などが見れますので、是非その目で一度ご覧いただければと思います。(キングタイタンを合計3回倒さないといけないのでかなり面倒ですが)

また、ムービーの最初で主人公の手からインプラントが消える様子を目撃することができます。待つ者は「不毛の地が完全によみがえった時、君は自分自身を蘇生させる能力を失う」と言っていました。私は最初ただ単に待つ者が永い眠りにつくからリスポーンはできなくなる=永遠の死だと解釈していましたが、エンディングを見てから再び大地に降り立ってみると、今までインベントリにあった「あたなの検体 インプラント」が「あなたのホモデウスレコード:検体 インプラント」に表示がかわるんですよね。

つまり主人公はヘレナ同様、ホモデウスになった、もしくはそれに近い存在に進化したんじゃないでしょうかね?待つ者は最初「すまないが、これ以上の計画は思い浮かばなかった」と謝ってましたが、もしかしたらその後計画に変更があったのかもしれません。

さて、無事地球にARKが帰還し、あとはARKが地球を浄化するのを待つだけ。これでめでたしめでたし!!……となるはずなんですが、我々は1つ大事なことを忘れています。それは何なのか…。

……ARKが全部帰還してきたってことは…つまり「アベレーション世界」のARKも地球に帰還してきたということです。

それがいったい何を意味するのかは……。次の舞台である「Genesis(ジェネシス)」でわかることになるでしょう!


ということで、以上で本当の本当にエクスティンクション編はおわりです!!そしてARKのストーリーはここで一つの区切りがつくことになります。「ARK 地球に帰還編 -完-」みたいな感じですね!

最初ここで終わると思われていたARKのストーリーですが、今現在はジェネシスpart1が出ています。クリアまでプレイしてみましたが、ジェネシスではストーリーの第二部が始まりました。つまりARKのストーリーはまだ完結してないってことですね!

すでにジェネシスpart2について発表されていますし、同時にARKのアニメ化やらなんやらも発表されました。特にARKのアニメのほうにはヘレナを始め見慣れた人物達がたくさん出ていたので、ARKのストーリーをどこまでやってくれるのかが今から楽しみで仕方ないですね!

ジェネススpart1から始まったストーリーについては、また時間があればまとめてみようかと思います。待ちきれない人は是非ともご自身でプレイしてみてくださいませ。また、ここまでARKのストーリーを読んでくださり、おもしろいと思ってくれたのならまとめた側としてとても嬉しく思います。ちょっとでも皆さんがARKのストーリーに興味を持ってくれたのなら幸いです!


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