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ジェネシスpart1のメインストーリーとなるのは勿論「ストーリーバグ」というレポートになるのですが、まずは周りのバグレポートから紹介していきたいと思います。それぞれはそんなに長くありませんのでまとめて紹介します。
今回は難易度イージーの「沼地」、そして難易度ノーマルの「雪山」のバイオームバグを見ていきましょう。沼地が6個、雪山が9個、合計15個のバグレポートとなります。読みやすいよう、あくまで私なりにまとめたストーリー内容となりますのでその点よろしくお願いします。原本が気になる方は是非エクスプローラーノートを集めて見てみてくださいませ。
それではいってみましょう!
バイオームバグの発見(沼地)
(※ )部分はストーリーが分かりやすいよう入れている注釈です。ストーリーに関する重要部分やゲームのメタ的な部分については太字にしています。#01
このバイオームは生命に満ちています。ええ、それはもうシミュレーションの処理が追いつかず、バグが発生してしまうほどに。想像してみてください。昆虫1匹1匹に行動パターンが組まれていて、それぞれが異なる経路で餌を探して飛び回っているんですよ!それって、もはやあなたたちサバイバーと同じですよね?
#02
私のセンサーが、空気中に大量の有機化合物を感知しています。その化合物というのは、あなたたちが「匂い」と呼ぶものです。まあ、私にとっては単なる化学物質ですが。ともかく、このバイオームを歩くときは、特に硫化水素に注意してください。H2Sですよ、聞いたことはありませんか?それを嗅いでしまうと鼻にツンとくる匂いがして、一時的に嗅覚が麻痺してしまうんです。
つまり、その間は有毒ガスを吸っても、気づくことができないということです。
#03
このバグはすでに修正しましたし、先に進みましょうか。前に進み続けることが、ここでは大切だと思うんです。というのも、沼地という場所では、立ち止まってしまうとすぐに足元を掬われますからね。例えば、流砂やクモの巣、木の葉の山、モンスーン(※東南アジアに吹く季節風のこと)による増水、そして何より、あのべとべとした泥。
空中に浮けるということを今日ほど感謝した日はありません。
#04
バグは正常に修正されましたよ。ええ、辿り着くのが少し大変でしたが。
まったく、沼地というものはどうしてこうも動きづらいんでしょうか。あなたたち人間は、沼地での生活に慣れてるんですよね?元はと言えば、人間は沼地からやって来たんですから。いくら肥沃な三日地帯でも、人間たちが開拓する前はただの沼地だったんです。
この沼地だって、あなたたちに開拓される日も近いかもしれませんね。
#05
このバイオームのマスターAIは消えてしまったみたいです!ええ、跡形もなく!あれはサバイバーたちにとっての最後の試練となるべき存在でした。消えるはずなんてないのに…(※各バイオームを管理しているマスターAIがおり、それぞれ最終ミッションとしての役割も担っている)誰かが意図的に消去したのだとしたら、それは一体なぜ…?
このシミュレーションの目的は結局のところ、あなたたちサバイバーを試すためのもののはずです。…あなたは今までよくやってきました。何らかの褒美があってもよいはずなんです。
#06
バグは修正しましたが、シミュレーションの仕様がまた一部意図していない仕様へと書き換えられているのを発見しました。ええ、沼地に充満している瘴気です。
あの瘴気は元々吸い込んだサバイバーを眠らせるために設計されていました。ですが、今は瘴気を吸い込んだ者すべてを殺す猛毒へと変貌しています!ガスマスクを持っていない限り、絶対に吸い込まないでくださいね。
バイオームバグの発見(雪山)
#01
バグを修正した際、このバイオームの死傷者に関するデータを見つけました。それを見て、私は確信しました。本当に危険なのは恐竜でも他のサバイバーでもなく、この天候であると。
吹雪の中では、体温が下がって視界も悪くなり、移動もできず、二次災害に最も繋がりやすい状態となっています。運が悪ければ、いつの間にか断崖絶壁から落ちていることだってあるかもしれません。
いいですか?スキーを楽しもうなんて考えは、今すぐに捨ててください!いいですね!
#02
バグを修正しつつ、今後の天気予報を見ていたんですが、はっきり言って最悪です。今後吹雪だけでなく、みぞれにも対処しないといけないみたいですから。
みぞれが吹雪と異なる点は、それが私たちの体を直接傷つけるという点です。あられや雹は、最初のうちはちょっと痛むくらいですが、避難しないでいると、雹のサイズはやがて拳ほどの大きさとなり、いつの間にかあなたは凍ったジャムになっているでしょうね。
#03
ふぅ!バグを修正できないかと思って少しヒヤッとしました。ほんと、ここに来てからヒヤッとさせられっぱなしです。まあ、私には寒さを感じる肉体なんてないんですけどね!…ちなみにですけど、このバイオームで暮らす生き物にはすべて、それぞれ独自の防寒策が備わっています。サーベルタイガーやマンモスは、見ての通り、毛皮です。ユウティラヌスやドードーは、羽毛の下に空気を閉じ込めています。また、カイルクペンギンやドエディクルスなんかは、寒さから身を守るための脂肪の層を、皮膚の下に持っているらしいですよ。
#04
バグに触れることで新しい事実がわかりました。それは、このバイオームがエベレストのような高山を模倣したものであるということです。流石にシェルパのような原住民はいませんが。ただ、この極寒の天候は全て、それを模倣した結果の副産物だと思われます。まあ、いくら標高が高いからといっても、ここでは空気の薄さを気にする必要はありませんよ。そういう設定ですから。
#05
このバイオームを見回してみてください。まあ、実際はどのバイオームでもいいんですが…ともかく、これでGenesisシミュレーションがあなたたちサバイバーにとって最適なテスト会場となる理由がわかるでしょう。ここで建物を建てるのは、とっても難しいんです。バイオームによりけりですが、雪崩や溶岩、地震などに襲われる事もあります。建物を建てるような陸地がまったくない、なんてこともあります。そういったわけで、建物をそのままの状態に保つのは、大変なんです!
そしてこのバグは、誰かが誤った場所に夢のマイホームを建てたことが原因で生じたものに違いありません。ドカーン!とね。それはもう木端微塵だったでしょう。
#06
これは、このバイオームにいたはずのマスターAIの残骸と呼べるものです。これを残し、完全に消失してしまっています。
もちろん、この凍えるような環境自体がテストにならないこともないですが…マスターAIがいなければ、それはテストとして成立しないでしょう。さらに困ったことに、万一テストが行えたとしても、それが正常に記録されているかどうかすらわからないんです。
マスターAIが消された方法や理由について探ってもみたんですが、残念ながら手がかりはみつかりませんでした。プログラムのエラーという可能性もありますが、私が考えるに、前々から発生していたあのセキュリティアラートが関係しているのだと思います。(※システム内部からアラートがでているようだ、といった話を他レポートでされます)
#07
このバイオームは確かに山が多く、寒さが厳しいのが特徴ですが、それにしてもここまでひどいはずはありません。天候生成システムはなぜか吹雪の設定でロックされていて、そのせいで私がさっき修復したようなバグが発生しているようです。天候を変えることは、私の権限ではできそうもありません。ですから、散歩日和を期待しているなら、諦めてください。天気予報によると今日は吹雪です。明日も明後日もその先も、吹雪なんです。
#08
侵入者は、また地球の古い文章を漁っているようです。自分の引き起こしているバグについては全く気にする様子もなく。(※誰かがシステムに侵入して古い文献を漁っているようだ、それがバグの原因かもしれない、といった話を他レポートでされます)これは「世界最悪の旅」という、20世紀初期にスコットランド人が行った南極探検について記した文章です。以下がその概要です。
「スコット隊は南極一番乗りを目指して氷の地獄を進み、やっとの思い出南極に到着しました。しかし、彼らが到達する34日も前にすでにノルウェー隊が到着していたことを知ったのです。彼らはその後、凍傷と疲労に襲われ、帰路で一人残らず凍死しました」
まったく、ゾッとしない話です。
#09
また新しいバグ、そしてまた新しい地球の文書です。これはジャック・ロンドンの「焚き火」という短編小説です。私はもうすでに、この話を好きになれないとわかっています。なぜなら、これは凍死する男についての物語だからです。参考までに、終末に近い部分を少し紹介します。「これでいいのかもしれない、と男は思った。眠りながら死ぬのは、麻酔をかけられたようだった。凍死というのは思ったよりも悪くないものだ。もっとひどい死に方は、山ほどあるのだから」
えーと、彼が正しいかどうか、その身で実際に確かめようとしないでくださいね?
以上が沼地と雪山のバイオームバグを修正した際に得られるレポートです。
バグレポートはたくさんあるんですが、HLNでテレポートする際に沼地(イージー)雪山(ノーマル)と表記されていため、(こういった順番でマップを回ってほしいんだろうな)と想像しその順番でバグを紹介しましたが、若干他レポートと繋がっているようですね。
次回は深海のバグレポートを紹介したいと思います!
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