Transistor 感想|圧倒的好評だが個人的に圧倒的不評だった件

基本情報
タイトル:Transistor(トランジスター)
プラットフォーム:PC(Steam)/ PlayStation 4
ジャンル:アクションRPG
発売日:2014年5月20日
開発 / 販売:Supergiant Games
プレイ人数:1人
日本語対応:あり
公式サイト:Transistor 公式サイト
Steam:Steamストアページ
Steamで積みゲーしてた「Transistor(トランジスター)」をクリアしたので感想です。レビューが「圧倒的好評」だったためセール時に買っておいて温めてたんですがプレイした結果だけ先に言うと私には「圧倒的不評」なゲームで終わりました…。ただ数多くの賞を受賞していますし、レビューも好評2万件に対し不評が1000件なため多くの人にとっては良ゲーのようなので私の好みに合わなかっただけでしょう。
とはいえ買ったからにはクリアしておきたい性分なため(あんまり楽しくないな…)と思いつつ全クリだけはしておきました。一体なにがこんなにこのゲームをつまらなく感じさせてしまっているのか...。自分なりに不満点をまとめたプレイ日記を下記にまとめておきます。
良ゲー認定の人が多いため、トランジスターが好きな人は見ないかこういう意見もあるんだなー程度に流してもらえればと思います。
圧倒的に色々と説明不足なストーリー
レビューで不評を押してる人の80%くらいが同じこと書いてるんですがこのゲーム圧倒的にストーリーが説明不足なんですよね。恐らく2週、3週してようやく輪郭がわかってくる感じだと思われるんですがそもそも1週目が面白くなかったゲームを2週も3週もプレイする気がおきないため、結局私は最後まで「で結局正確にはどういうストーリーだったんだ??」状態でした。
主人公のレッドを庇いトランジスターという剣に意識を吸収された主人公の恋人。剣になってしまった恋人(以下彼)はレッドを守るためできる限り遠くへ逃げるようレッドにお願いをします。
とりあえず敵を倒しながら街をうろうろしていると敵に襲われたのか人の亡骸が横たわっているのを発見。そこに当然のごとく「やあ大丈夫?」とか話しかけ始める彼。亡骸の上に謎の電子キューブが浮いているためそれが残留思念みたいなものでそれに話しかけてるとは予想がつくのですがこの世界死んだ人の残留思念が見える世界観なの…?なんか死んだ人の一部電子世界に溶け始めてるしそういう世界なのか?
この残留思念をトランジスターに吸収することにより、新しいスキルが開放されます。スキルを調べると吸収された人の生前の背景などを確認できるようになるのですがこのゲーム、キャラ説明という説明はこれのみであとは一切ないです。何故殺されたのか、文章読んで理解しといてねというスタンス。というかキャラ説明あるけども、スキルになって手伝ってくれる以外作中まったくもって出番がないため説明は一切読まなくても特に支障なし。謎にキャラ説明にリソース割くくらいならちゃんとストーリーの補足説明すればいいのに...。
その後逃げるのを拒み、来た道を戻り始めるレッド。自分たちを襲った元凶に復讐をしに行くんだろうなと思われますがここで突然彼が「あの忌々しいカメラータの野郎を倒しに戻るか」とか言い出します。まずここで「カメラータって誰?!」状態です。
その後カメラータがなんなのか一切説明なくストーリーは進んでいき途中でカメラータの一味?であるアッシャーが接触してきます。今回の騒動(人狩り)を起こしたのはクラウドバンクのためとか言い出すんですが中盤に差し掛かってもクラウドバンクとやらの説明もされていないため完全においてけぼりでまったくもって話に身が入っていきません。街の名前なの?国の名前なの??電子システムの名前なの…???
アッシャーの話をなんとなく要約すると
・クラウドバンクをよりよくするためトランジスターをつかって人狩りをしていた
・ところがレッド襲撃時、うっかりトランジスターがレッドの手に渡ってしまった
・おかげでプロセスの制御ができなくなってしまい今回の騒動になった
(プロセスが暴走して街ごと破壊し始めてしまった?)
という感じらしいのですが
・どうして影響力のある人たちを殺すことによってクラウドバンクがよりよくなるのか
・彼を刺しただけでトランジスター紛失とかお粗末すぎないか
・そもそも結局プロセスってなに??街を設備してたロボットか何か?
と疑問点が尽きません。
カメラータの一員であるグラントと一緒に待ってるとか言い出すんですがいざ言われた場所にたどり着いてみると二人とも自殺している。これも要約すると「この状況に耐えれないから自殺するね」という事を説明されるのですがこっちとしてはもう完全に「はぁ?」という感じである。
とりあえずカメラータ最後の生き残りであるロイスに会いに行きこいつはわりとまともなのか、停戦を申し出てきます。そもそもこっちはいつカメラータと開戦したのかさえ不明なのですが言われるままノコノコついていきます。
ロイスがいうには「グラントにトランジスターを貸した結果がこれ」らしいのだがまったくもってなにが「これ」なのかさっぱりである。プロセスの暴走を収めるためトランジスターを返して貰わなければいけないとかでまあ仕方ないかといわんばかりにわりとあっさり彼を手放してしまうレッド。
トランジスターをあるべき場所にさしなおしたおかげなのか外の騒動は収まったらしいことがロイスから知らされます。ところが突然、解決時にロイスと謎空間に吸い込まれてしまったようで「生き残ったほうがここから出られる!」という謎理論でロイスと戦闘になります。
よくわからんままロイスぼこりましたがぶっちゃけロイスがボスの中で一番弱かったです。なにこれ?
ロイスに勝って外の世界に戻ってきたらいきなりレッドが創造主になってます。レッドが思い描いた世界に街が作られるらしい。なにそれ??
なんでトランジスターをもってるだけで街を復元できるのか謎ですが全てを収束させたが彼のいない世界に耐えられなかったレッドは手に持つトランジスターで自殺をして剣の中で彼と再会…。でエンド。えーーー??なにこれ??
結局トランジスターが何だったのか謎だし、なんで死んだ人が残留思念になるのかも謎だし、カメラータが最終的に何をしたかったのかも謎だし、プロセスがなんだったのかも謎。電脳世界であればわりと説明がつくんですがそれっぽい説明もないし中の人たちは普通の私生活を送っているため結局謎。すべてが謎。
レビューみてると「雰囲気ゲー」としてこのあたりがすべて許されてるようなんですが私はどうもそのあたりが納得できない……。音楽とゲームグラフィック、イラストはかなりいい雰囲気を醸し出してるんですがねぇ。
PS4のストア紹介曰く「多くを語らないミステリアスな展開が想像力を大いに掻き立ててくれるはずだ」らしいんだが、わりと多くを語ってるが内容があやふやすぎて逆に意味が分からんわ!いっそLINBOとかINSIDEみたく一切説明ないほうがすがすがしいわ!!
セルを指定の秒数内に壊さないと敵が復活するシステム
このゲーム「プロセス」という謎の機械たちが敵なのですが敵を倒すと「セル」っていう白い小さなパーツがポロっと落ちるんですよ。近づくとセルが主人公に吸収されるんですが

よくみると横に「復活まで9」とか書いてあるんですね。これゲーム中一切説明ないんですが横に記載されてる数字分の秒数セルを放っておくと、折角倒した敵が復活してきます。バッドセルっていう小さい敵になるのがほとんどですがたまに倒したやつが完全に復活したりして本当に面倒です。苦労して倒した奴がHPMAXで復活してきた日にはマウスを投げたくなります。数が少なかったり秒数が長ければまだいい。

ちょくちょく1匹倒すだけで盛大にばらけておまけに秒数も少ない時があるのでそういう時はほんともう回収が間に合わない。結局数匹復活してきてチクチク攻撃受けながらまた倒す羽目になります。しかも後半はシールドまで纏ってるもんだから敵倒す→セル攻撃してシールドはがす→ようやく回収という流れになります。ターン消費後のクールタイム中は攻撃ができないためその間に羽化されて復活されるとかなりイラッとします。いいから黙って1回で死んでくれ。
回復手段がないのに敵は復活する上モリモリ回復する
このゲームわりと戦闘が難しいのに全快できる回復手段が存在しない。後半でとれるスキルをパッシブにセットすれば一応回復はするのですがそれも50%までなため完全回復は絶対にしない。戦闘中こっちはまとに回復できないというのに敵に回復タイプがいた場合相手はモリモリ回復します。回復速度も尋常ではなく、2秒程目を離しただけで全快してます。

おまけに遠距離から回復もでき回復中は防壁まで張られてしまうため回復中はどんなに殴ってもダメージが通らなくなります。防御有効!じゃないんだよこのくそが!!こうなるともう敵の回復役を率先して倒すしかないのですがその間こっちは回復されてる敵にボコスカ殴られてしまうため割に合わない。
もうほんとなんなの????場合によっては復活してくるしまじでこのシステム許されないと思うんだが??
スキルが破壊された場合しばらく使えなくなる
最大4こまで使用スキルをセットできるのですがレッドのHPが0になると「緊急回避」が発動しHPがMAXになるかわりに使用スキル1こが壊れるんですよね。戦闘終了時に復活してくれたらいいんですが一度スキルが壊れてしまうと、チェックポイントに2回触れない限り壊れたスキルを再使用することができません。チェックポイントは点在してますが、たどり着くまでの間に絶対戦闘が挟まるため必然と使い慣れないスキルを代理でセットして戦うことになります。どうして戦闘終了時に復活というシステムにしてくれなかったのか…。使い慣れないスキルで面白くもない戦闘を続けるのはかなり苦痛でした。
結局リミッターってなんだったの?
スキルの編集画面に後半から「リミッター」という枠が解除されるのですが、私は最後までこのリミッターがなんだったのかわかりませんでした。とりあえずセットしておいた感じなのですがいったいどこでリミッタースキルが発動していたのかわからない…。敵を倒した際のリザルトに「リミッターボーナス〇%」って表示されてたがそのリミッターボーナスってなんなの状態。何があがってるの?経験値...?
↓
クリア後に調べてみたらリミッターは「あえて敵を強化するなどの制限をもうけて経験値ボーナスを得るシステム」らしくセットしてると逆に戦闘が不利になるようです。なんじゃそりゃ!確かにそれらしい説明文があったが「ユーザーレベルボーナス〇%」の表記があったためパッシブスキルっぽいしボーナスはいるようだからセットしとこーって軽い気持ちで全部セットしてプレイしてしまったわ!!完全にただのハードモードで遊んでただけやんけ!!そら難しいわ!!!
翻訳ミス?
公式パッチで最初から日本語に対応しているんですが翻訳ミスなのか、所々文字の後ろに鍵括弧がついてるんですよね。技名の後ろには必ずついてるし(クラッシュ()、ブリーチ() など)ターン文字もターン()なってます。攻略wikiやPS4ストアでさえ「ターン()と呼ばれるシステムにより...」云々の説明文を書いているため翻訳ミスではないと思いたいのだが、どうみても翻訳ミスにしか見えない…。しかし括弧内に何もないため原文からして「turn()」なのか……?まったくもってこのかっこが何を意味してるのかわからない…。
よかった点はないのか?
さっきからボロクソに書いてますが音楽とゲームグラフィック、イラストの雰囲気だけはとてもいいです。あと一応フルボイスなので豪華さはあります。トランジスターの声がイケメンです。今考えると完全にディム〇スだよねトランジスター...。
あとはこのゲームの目玉だと思われるターン性バトルが好きであれば良ゲーなのではないでしょうか。ストーリーはちょっとあれですが...。わりとセールもやってるので、気になる人はプレイしてみるといいかも。レビューの数的に私は少数派のようなので楽しめる可能性は高いです。
プレイ時間は5時間もあればクリア可能。一応強くてニューゲームできる周回要素もあります。
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