都市伝説解体センター ネタバレ伏線まとめ|2周目で気づく違和感

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都市伝説解体センターのタイトル画面

この記事について

この記事は『都市伝説解体センター』の真相を知っている前提で書いた、ネタバレ全開の伏線まとめです。まだクリアしていない方はブラウザバック推奨です。

前回約23,000字も綴ったんですが、まだ書き足りないので続きです!2周目で拾えた情報を全部メモして、種類別に整理したのがこの記事です。2周目を始める前の下準備として、あるいは「あの場面ってそういうことだったの?」の確認用に使ってもらえればと思います。

真相そのものの解説は別記事にまとめてあります。

都市伝説解体センター ネタバレ考察|真相とエンディングの意味

3つの層に分けています

伏線には「気づける難易度」に差があるので、各項目に次の印を付けました。

  • 1周目……注意していれば初見でも引っかかれる
  • 2周目……答えを知ってから見ると意味が変わる
  • 解体書……『全篇解体書』を読んで初めてわかる

名前が最初から答えを言っている

まずこれです。廻屋渉は「めぐりや あゆむ」と読みます。

  • 如月歩……きさらぎ あゆみ
  • 廻屋渉……めぐりや あゆむ

違いは1音だけ。 そのうえ「渉」という字は、さんずいに「歩」と書きます。名前の中に「歩」が残ったままです。

センター長として名乗った瞬間から、答えは提示されていたことになります。が!これは絶対に1周目では気づけない伏線ですね。というのも「如月歩」という名前が出てくるのは第6話の最後で、それまで照らし合わせる相手が存在しないからです。2周目に入った瞬間から効き始めるタイプで、設計としては一番きれいだと思います。

身体と外見の伏線

あざみと廻屋が並んで見えても違和感が出ないよう、かなり慎重に設計されています。

伏線
映像に映る廻屋は歩本人の体型。オーバーサイズの服で隠している(あざみに見えている廻屋は幻影で、「如月努の体格に近い男性」として見えている)解体書
あざみのフリフリした衣装も、同じく体型を隠すためのもの解体書
あざみが背負っている鞄は、如月努と同じ物解体書
廻屋がペンダントとして下げている飾りは、如月努のベレー帽に付いていたもの1周目
ジャスミンと廻屋の面接シーンは、薄暗い部屋で即採用。顔をほとんど見られていない解体書
あざみの眼鏡は、如月努が写真でかけている眼鏡とよく似ている2周目
車椅子・仮面・男性の声・オーバーサイズの服が、正体を隠す装置一式として揃っている2周目
センターのマスコットキャラのトナカイは、幼い歩が描いたUMAがモチーフ解体書
眼鏡をかけた福来あざみ ベレー帽と眼鏡をかけた如月努の写真

左があざみ、右が如月努の写真です。フレームなどの形が同じなのがわかると思います。あざみの眼鏡は努の遺品で、これを介して念視の同調が強まっていた、と富入が説明しています。

車椅子については、そもそも歩が黒沢の自宅に侵入したり、変装してHDDを回収したり、終盤では取っ組み合いまでしています。歩き回れる人物が車椅子に乗っていたわけで、身体的な必要から来たものではありませんでした。

電話が繋がっていない

数のうえで一番多いのがこの群です。廻屋とあざみの通話は、最初から一度も成立していません。

伏線
解体時の「今から話すことは全て皆さんに伝わるようにしていただきたい」スピーカー通話に見えるが、それだと一人二役ができない2周目
実際はあざみが、廻屋の言葉をそのまま口に出しているだけ2周目
眉崎の家でも同様。「うちのセンター長さんが…」と伝聞の形で話している1周目
結果として、あざみ以外の誰も廻屋の声を聞いていない2周目
地下で電波が繋がるのは排気口の下だけ。なのに階段に移動して通話している1周目
1話、天眼錠に驚くあざみへの「あまり大袈裟にしない方が良いかもしれません。これは我々にしか見えないものです。念視や千里眼といった視るチカラを持つ者にしか見ることはできません」2周目
地下で廻屋がいう「あまり私を意識させないように進めましょうか」はスマホに注目させたくない意図2周目
着信音「Meguriya」のモチーフが、全曲のどこかに必ず入っている。通話が一度も成立していない電話の着信音が全編に潜んでいる解体書

1話での天眼錠のところが特に露骨ですよね。だって仮に本当に念視できる人がいたとしても、二人の脳内にだけある天眼錠なんて見ることはできませんから…。最初はゲーム上の謎解き演出として流してしまうんですが、2周目になってから考えるとあれはそういう意味か…となるところの代表格な気がします。

地下の通話もそうです。電波が繋がるのは排気口の下だけ ── と作中でわざわざ説明しておきながら、あざみは階段に移動して通話しています。条件を先に提示しておいて、その場で破っているわけで、うっかりでは済ませにくい置き方ですよね。しかもこれは1周目でも見えている情報で、気づける可能性があった側の伏線です。

記憶と知識のズレ

あざみの記憶は、あざみのものではありません。

伏線
情報学部3年生なのに、SNSに疎くHDDが何かという知識すらない1周目
スワンボートを見て「誰と乗ったんだっけ?」と思い出せない1周目
崩壊と審判のカードを「誰かに貰ったはずだけどよく覚えていない」1周目
7年前の上野天誅事件を知らない。第3話で「そんなに有名な事件なのか…私なんで知らないんだろ」と自分でも不思議がっている1周目
努の日記にある「ほっぺを抑えて落ち着くおまじない」を、あざみが自分の癖として持っている2周目
努の影に触れて見えた「過去の記憶」は、念視ではなくあざみ自身の記憶2周目
研究室のノートについて富入に「そこには何も書かれていない」と言われる。このとき眼鏡をかけていないので、念視ではない2周目
帰り道に現れる「???」は幼い頃の歩。そして目の前に自分のドッペルゲンガーが現れる2周目
「あざみさん」と呼ばれて、なぜか「センター長さん??」と反応する2周目
あざみが自分の頬を押さえて「よし 落ち着いて考えてみよう。」と言う場面 幼い歩の頬に如月努が手を添えている回想の場面

左があざみの癖、右が努が幼い歩にしていた「ほっぺを抑えて落ち着くおまじない」です。あざみが自分のものだと思っている癖は、歩が兄にしてもらっていた仕草でした。スワンボートに乗ったのは歩であってあざみではないので記憶が曖昧ですし、崩壊と審判のカードも歩があざみに持たせたものなので、誰に貰ったのか記憶がありません。

スワンボートの「誰と乗ったんだっけ?」は、思い出せないのではなく、そもそも自分の記憶ではないわけで、わかった時の後味がきついです。伏線というより、あざみという人格の切なさが出ている場面だと思います。

廻屋が知り得ないはずのことを知っている

ここは「同一人物である」以外に説明がつけにくい群ですよね。

伏線
あざみが単独で入ったクローゼットの存在を、接触していないはずの廻屋が知っている2周目
野村に会っていないのに「あなたは聡明な女性だと思いましたが」と評する1周目
管理人の正体を知らないはずなのに「彼に」と男性だと断定する1周目
第3話の時点で「愚か者達のすべてが晒され」と、グレートリセットの内容を先に知っている2周目
サラがきのこのやらせを知るはずがないのに、廻屋がその前提で説明する2周目
センターの机に、あざみたちがまだ到達していない「黒沢征二」を含む調査先のメモがある2周目
「大丈夫。あざみさんは死にませんよ。その日まで。私が死なせません」の「その日」1周目

特に「その日まで。私が死なせません」の台詞については1周目から「おや?」と感じた人が多かったんじゃないでしょうか。この時点で廻屋はあざみになんらかの役割を期待していることがわかるからです。単純に考えれば崩壊と審判のカードの意味がわかるまでは死なせませんよ、という意味で受け取れますが、2周目に入るとグレートリセットするまでは役割を全うしてもらう、という意味に変わりますよね。

なかでも管理人を「彼に」と呼ぶ場面が決定的だと思っています。廻屋は管理人の正体を知らないはずなのに、知らない人物の性別をなぜ断定できるのか。一瞬で流れる台詞なのに、見直すとわりと決定的です。言い間違いで片付けようとしても苦しくて、「同一人物である」か「管理人を知っている」以外の説明がほとんど残らないんですよね。

そもそも「存在していなかった」ことがわかる伏線

伏線
実在しない廻屋が捜査対象になっていたのに、最後まで露見しない(ジャスミンは廻屋を追ってセンターに入っているはずなのに)2周目
あざみが定期的に居眠りしている。人格を交代しながら活動しているための慢性的な寝不足2周目
最後に訪れたセンターはもぬけの殻。ずっと幻影だった1周目
ジャスミンが管理人を確保しに行っている最中、本体のあざみはセンターで廻屋と会話している2周目
「Meguriya」はベース音(音楽の基礎部分)を限界までスカスカにしてある。理由は「廻屋は如月歩が作った架空のキャラ」だから解体書

居眠りの描写は、1周目だと「ちょっと抜けてる子だな」という愛嬌として処理されます。それが別人格で動き回っている時間があるからだとあとになって判明します。

盲点だったのは『全篇解体書』のBGM解説!通して読むとなかなかおもしろいです。曲名と曲が使われている場面を思い出すだけでも楽しいので持っている人は是非確認してみてください。

なかでもすべての曲のどこかに着信音「Meguriya」のモチーフが入っているという話がすごくて、理由は「廻屋は全てを仕組んでいる存在であるため」だそうです。相手のいない着信音を、プレイ中ずっと聞かされていたことになります。画面の伏線と違って、こちらは見返しても気づけません。 言われて初めてわかるタイプの伏線なのもおもしろいですよね。

第0話に、答えが全部置いてある

ゲームを始めた直後、まだ何も起きていない段階に実は答えがちりばめられていることが2周目以降ではわかります。

センター長の背後に、如月努が立っている

あざみが初めて眼鏡をかけてセンター長を見ると、**廻屋の後ろに影が見えます。影をよく見ると如月努がかぶっていたベレー帽と同じ物をかぶっていることが確認できます。**影の名前は出てきませんが、如月努と見てまず間違いありません。

第0話。あざみが眼鏡をかけると、車椅子の廻屋の後ろにベレー帽をかぶった赤い人影が見える場面

1周目ではチュートリアルで見せてるだけの影かな、と流してしまいがちですが、真相を知ってから見ると第0話の時点で「廻屋の背後には如月努がいる」と画面で示されていたことになります。廻屋がペンダントとして下げている飾りが、努のベレー帽に付いていたものだったことも合わせると、0話から努の影が見え隠れしています。ただし見えているのは「影がある」ところまでで、意味は最後まで説明されません。引っかかることはできても、答えには辿り着けないタイプです。

本棚に、答えが並べて置いてある

センターの本棚を調べると、次の本が見つかります。

  • 「鬱による抑圧と解放」
  • 「精神分裂との向き合い方」
  • 「幸せの造り方」
  • 「いますぐわかる人心掌握術」
  • 「オカルトグレートリセット」

前半2冊が歩の状態を、続く2冊が歩が人を操るために研究した内容を示しています。そして「オカルトグレートリセット」に至っては、最終目的の名前がそのまま書いてあることになります。「オカルトグレートリセット」については作中何回か出てくるので違和感を覚えにくいんですが、最初の2冊はかなり核心に迫るヒントが置いてあったことになります。

まとめ

拾えただけでも40項目ほどありました。しかもそのほとんどが、答えを知らないと絶対に引っかからないけれど、知ってから見ると露骨という絶妙な置き方をされています。

個人的にすごいと思ったのは、伏線が「不自然な描写」ではなく「自然に見える描写」として置かれているところです。あざみが居眠りするのも、情報学部なのにITに疎いのも、電話越しに指示を伝えるのも、1周目では全部キャラクターの個性として受け取れてしまいます。解体時の画面が廻屋としか共有できないこともそうです。ゲームのシステムとして組み込まれてるのかな、と思っていた部分が実はわりと決定的な証拠だったという構図がちらほらあります。

2周目をやる予定のある方は、全員の台詞や、場面のひとつひとつをじっくり見てみてください。私が気づかなかった伏線がまだまだあるかもしれません!以上で一旦、都市伝説解体センターの記事は終わりです!

いやー解体書と突き合わせてゲームをやり直すと新しい発見があってなかなか楽しかったです。まだ発売して1年半ほどと日が浅い作品のためか、2026年9月時点でも公式が頻繁にXで活動してくれてたり漫画が2本も連載されていたりと作品に動きもありますので、更に新しい発見が今後もあるかもしれませんね。私はまだ解体書しか買って確認していないので、余裕があったら小説のほうも読んでみたいなーと思ってます!

真相そのものの整理はこちらの記事にまとめています。

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