カルドセプト リボルト|ストーリー解説 救世の神都編 3. 月の彼方の女王と亜神サイク最終決戦

基本情報
タイトル:カルドセプト リボルト
プラットフォーム:Nintendo 3DS
ジャンル:カードゲーム+ボードゲーム
発売日:2016年7月7日
開発 / 販売:大宮ソフト / 任天堂
プレイ人数:1~4人
公式サイト:カルドセプト リボルト 公式サイト
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前回の続きです。前回は預言者ゲッペル=亜神サイクの暴露、宝珠が偽りだったという衝撃の真実、そして月=別世界への穴・アレン=アベリオルの姿を借りた他世界のセプターという出自の謎まで明かされたところまででした。今回は月の向こう側へ渡って神器を取り戻す挑戦と、亜神サイクとの最終決戦。「救世の神都」編、完結編です。
主人公の名前は好きに決められますが、一応公式が「アレン」という名前をつけているので、主人公の名前は「アレン」で記載させていただいてます。
5.救世の神都(完結)
アレン=他世界のセプターという出自が判明し、月の正体が別世界への穴と明らかになった前回。今回は唯一残された希望、月の彼方へ渡って神器を手に入れるという無謀な挑戦から幕が開けます。たどり着いた異世界で待っていたのは、女王として君臨するかつての仲間アリシア。神器を持ち帰ったアレンを待つのは、本性を現した亜神サイク。アレンは果たして世界を救うことができるのか。
登場人物
人物として新たに、月の向こうの世界にいる「王女アリシア」、その宮殿の番人である彫像「デリオン」と「ザリオン」、そして本来の姿を現した「亜神サイク」が登場します。

ストーリー構成
- 神都、襲撃 - 美しき女騎士
- 帰郷 - 忘れがたき屈辱
- 神都の長 - 日々の鍛錬1 - 日々の鍛錬2
- 現れた宿敵 - 驚天動地の力 - 安住の地
- 月影を追って - 最後の日 - 決別の儀式
- 魂の旅立ち - 生命の宝玉 - ガーディアン暴走
- 異世界の女王 - あの日のように
- 明日を賭けて
5-6.魂の旅立ち
目の前に突きつけられた現実を前に、アレンは静かに呟いた。「アベリオルではなく、アベリオルの姿を借りた誰か……。世界を救いたいという願いにより呼び込まれたセプター……。それが……俺だというのか」それを聞いたユマは少し安心したような声で「だとしたら、この世界が消えても助かるんだよね?この世界の人じゃないんだから」と返す。
アレンも可能性は高いと同意しつつ、「だが世界を見捨てれば、アベリオルの遺志を踏みにじることになる……」と苦しい胸の内を漏らした。ナイトホークは慰めるように「しかたねえだろ?月に神器があることはわかったが持ち帰る手段はない。」と冷静に告げる。
それでもアレンは諦めず考え込む。人は世界間を移動できない。肉体はおろか、精神だけでも通過することは不可能──だが、と。そうしてひとつの結論にたどり着いた。「……待てよ。アベリオルのできなかった世界間移動をやりとげた人間がいる」と皆に告げる。それは誰だと問われ、アレンは答えた。「ユマ、ナイトホーク、テラーメア、ヒュプノ、ゾンクス……。伯爵の街にいたセプターは、全員別世界からやってきた者たちだ」
ナイトホークはその答えに納得する。「そうか!俺たちは、神の力を借りてたようなものか!亜神サイクの力を!」アレンは「以前は月を通過することはできなかった。だが今は違う。サイクがこの世界にねらいを定めたことで状況は変わったんだ。」と続け、「あの穴を使ってセプターを召喚したのなら通れるかもしれない。ルリエーナ、月の状態を塔の力で調べることはできないか?」とルリエーナに調査を頼んだ。ルリエーナは「やってみましょう」と答え、すぐに調査を始める。
そして導き出された結果をルリエーナは静かに伝えた。「ご推察の通りでした。おそらくサイクという亜神の力により、隣の世界とのつながりが強まっているようです、今ならば、通れるかもしれません」。希望を見出したアレンは、さらに「神器のある場所はわかるのか?」と尋ねる。「はい、調査済みです。いくのですか、アレン様?」とルリエーナはアレンの決意を問うた。「ああ、この世界を救いたいというアベリオルの思い、無にしたくない」とアレンは迷わず答える。
ユマはすかさず「アレンが行くなら、わたしも!」と同行を申し出た。ナイトホークも「よし、じゃあ俺も……」と続こうとするが、アレンはそれを制する。「ナイトホークはここに残ってくれ。俺たちがいない間、万が一塔がサイクに襲われたら守ってくれ」ナイトホークは納得し、「よしわかった。戻ってくる場所がなくならねえように留守は引き受けるぜ」と気持ちよく留守番を引き受けた。
ルリエーナは部屋の中央に置かれた水晶球のそばへアレンとユマを誘導する。「この水晶球に触れてください。それで転送は始まります。あちらの世界にいられるのは、おそらく一日ほど。その間に、神器を手に入れてください」と今後の指針を伝えた。アレンは「わかった。いくぞ、ユマ!」とユマに声をかけ、二人は水晶球に手を触れた。
光の収束とともに、二人は宮殿の庭園のような場所に転送される。「ユマ、無事か!?」と尋ねるアレンに、ユマは頷き、そしてすぐに笑顔を見せた。「アレン、無事に渡れたんだね、月の向こう側に!」アレンも「ああ、まずは成功のようだな」と安堵する。
ユマは目の前にそびえる宮殿を見上げ「あの宮殿の中に、神器が?」と尋ねた。「そのようだな。よし、神器を探そう」とアレンが一歩踏み出す。だがその瞬間、二人の前に突如二体の彫像が立ちはだかった。「セプター2名確認」「該当者ナシ。侵入者ト認定スル!戦闘モードニ移行」と各々が宣言する。
ユマは驚き「この彫像、まさかセプターの能力を!?」と声を上げた。アレンも「さすがは異世界の文明だ」と感心した様子で答え、「やるぞ、ユマ!」と戦闘の開始を告げるのであった。
◆ 戦闘終了後 ◆
「動かなく……なった?」機能停止した彫像を前に、ユマは戸惑いの声を漏らした。そして目の前にそびえたつ宮殿を見上げ、「アレン、あの建物はなに?」と尋ねる。アレンも答えはわからないものの、「規模からして、王宮のようなところか?どこの世界でも神器は神器。貴重なものであることは確かなはずだ」と考え込んだ。そして「番人の彫像ですらカードを使えるんだ、この先にはどんな強敵が待っているか分からない」とユマに忠告し、神殿へと歩みを進めるのであった。
独り言神の力なしでは移動できないって話だったので、最初ゼネスにでも協力をお願いするのかなと思ってましたwアレンのお願いならなんとなくこう、聞いてくれそうな気も……。あと意外にも大人しくお留守番してるナイトホーク。お留守番に「ここまで来たからには俺もいくぜ!」とか反発するかと思いきや、そういうことなら任せとけ!と残るあたりおっとな~って感じですね。
5-7.異世界の女王
宮殿の前までたどり着いたアレンとユマは、その入り口に一人の女性が立っていることに気づいた。「来ましたね。神器“聖珠”をねらう者たち」と女性は二人に声をかけ、「あなた方の相手は、このムーベルクの女王……アリシアがいたしましょう!」と名乗った。
ユマは驚きを隠せない様子で「女王アリシア!?」と叫んだ。アレンはすべてを察し、「そうか……ゼネスは言っていた。セレファスで殺されたセプターは元の世界に戻る……と」アリシアの顔を見ながらそう呟く。そして「アリシアは元の世界では王女だった……ということか」と納得するのであった。
そんな2人の様子を勘違いしたのか、アリシアは「どうしたのです?私が世界中で畏怖されている女王アリシアと知って恐れをなしたのですか?“聖珠”は我が王族の宝。私が守っていることくらい察しがついたでしょうに」と勝ち誇るように言った。
「いや、恐れをなしたわけじゃない……」とアレンは反論し、結論のみを静かに告げる。「アリシア。その“聖珠”をなにも言わずに、こちらに渡してくれないか?世界を守るために必要なんだ。お前がかつて暮らしていた世界のために」アリシアは困惑した表情で「なにを言っているのです?私はこの王宮から一歩も出たことはありません」と答えた。
アレンは問いかける。「夢を……見たことはないか?その夢の中で、俺たちに出会っているはずだ」アリシアは考え込むようにして言った。「夢……。たしかに私はしばらくの間、謎の長い眠りに落ちていたそうです。奇妙な夢を見た気もしますが……どうしてあなたがそのことを知っているのです?」
ユマはアリシアに訴えかける。「あなたが夢で見た世界の危機は今も続いているの。その神器さえあれば、わたしたちの世界は……」しかしアリシアは首を横に振り、きっぱりと拒絶する。「そんな戯言は信じません!聖珠を渡すわけにはいきません!」
アレンは状況を理解し、独白する。「やはり、すんなりは渡してくれないか。ましてや、記憶がないのではな……」これからどうするのかと尋ねるユマに、アレンは決意を込めて答えた。「戦ってみる。カードを交えれば、俺たちのことを思い出してくれるかもしれない」
アリシアはアレンを真っ直ぐ見つめ「あなたが私のお相手を?」と問い返した。アレンは「ああ。アリシア、たとえ敵としてでも、もう一度会うことができてよかった」と告げる。その言葉に戸惑いつつも、アリシアは「奇妙な物言いで、人をたぶらかすのはおやめなさい。あなた方は不法侵入者。ただ罰するのみです!」と、戦闘開始の合図を告げるのであった。
◆ 戦闘終了後 ◆
敗北したアリシアは「う、ううう……」と苦しそうに声を漏らす。その様子にアレンは必死に問いかけた。「思い出せ!俺たちとともに過ごした、あの日々を!」アリシアは混乱した様子で「私は……あなたを……あなたたちを……知っている?」と尋ねる。
アレンは答えた。「そうだ!伯爵の街で倒れていた俺は、お前の手引きによって目覚めた。記憶のない俺を、お前はバッツの一員として迎えてくれたんだ」と。ユマも続いて言葉をかける。「わたしもテネットもゲンも、本当にアリシアを頼ってた。誰も信じられないあの街で、アリシアだけが支えだったよ!」アリシアは再び「う、ううう……」と声を漏らした。
アレンはさらに続ける。「俺たちをどれだけ思っていたか。あの世界をどれほど思っていたか。お前は命を賭けて、俺たちを守ってくれたんだ!」アリシアは驚いたように「いのち……を?」と呟いた。「そうだ、これを見れば、きっと思い出す」アレンはそう言うと、「お前がやられながらも送ってくれたこのカード。これのおかげで俺たちは救われたんだ!」とブラックアウトのカードをアリシアに見せた。
アリシアはそのカードを見て驚く。「私たちの世界にはないカード……でもわかる。わかります……これは……“ブラックアウト”」彼女はさらに何かを思い出したように呟いた。「みんなに……闇にまぎれて逃げてって……」
アレンは期待を込めて尋ねた。「思い出したのか!?」それに「ハッキリとは思い出せない。でも……私はあなたたちと会ったことがある。そして、このカードを知っている」とアリシアは答える。「やっぱり心のどこかで覚えててくれたんだね!」とユマは心底安心したように言った。
「アリシア、平気か?乱暴なやり方をして、すまなかった」とアレンが謝ると、アリシアは「いいんです」と気にしていないことを伝え、「それより渡したいものが」と宮殿内に何かを取りに戻った。
戻ってきたアリシアは二人にとあるものを渡す。「これは……神器……」と呟くユマ。アレンも「いいのか?」とアリシアに確認をとる。その問いに、アリシアはにこやかに「はい、私が明かさない限り、聖珠が持ち去られたことは、誰にもわかりません」と笑い、「どこかの世界で役に立つなら、ここで永遠に眠り続けるより、聖珠にとってもいいでしょう」と続けた。
アレンは感謝を述べる。「ありがとう。大切に使わせてもらうよ」そして再び口を開いた。「そろそろ時間切れのようだ。俺たちはお前と過ごした世界を守るために、戻る」ユマも「元気でね、アリシア」と別れを告げる。アリシアも笑顔で返した。「また会いましょう。いつか、必ずどこかで!」そうしてアレンとユマは光に包まれ、その場から消えた。
アレンとユマが元の世界に戻ると、ナイトホークは「おおおっ!?帰ってきやがったか!」と叫んだ。ルリエーナも安堵の表情で「ご無事だったのですね!それで神器は……?」と尋ねる。「無事手に入れた。世界の消失は止まるはずだ」とアレンは答え、ナイトホークに状況を尋ねた。「それでナイトホーク、この世界になにか動きはあったか?」と。
ナイトホークは深刻な面持ちで話した。「そ、それが……この塔は無事なんだが……サイクの野郎がまた神殿を襲撃したらしい。今度は奴も本気みたいだぜ。猛攻撃をかけてきているんだ。いつまでもつかわからねえ」と。アレンは決意を固めたように言った。「創世の樹が破壊されたら、世界を救うことはできなくなってしまう。奴とも、決着をつけなければならないな」
ユマは同意する。「いよいよ決戦だね、アレン」と。そしてアレンは二人に告げるのであった。「ああ、神殿にいこう、ユマ、ナイトホーク。創世の樹を、サイクの手から守らなければ!」
独り言バッツのリーダーなのにえらい最初のほうで退場するやん…とか思ってましたが、しっかり後ろのほうで再登場させてるの何気にいいなと思った。いや本編まじで1話分くらいしか登場してなかったからね…。ゲンのほうが登場回数多いからね…。まあ結局主要人物なのに登場回数は少ないままなんですが、トリのいい部分をもっていった感じがしますね!
5-8.明日を賭けて
神殿の大広間に駆け付けるアレン達。そこには、膝をついたエンディーグとフィフリィの姿があった。アレンの姿を確認したサイクは微笑む。「ようやく来たか。気配が感じられないから、どこに隠れているのかと思ったが」
エンディーグとフィフリィは逃げるようアレンに警告するが、アレンは強く答えた。「そうはいかない。俺はサイクを倒す。そして世界を救う。手に入れた“神器”を使ってな!」その答えに驚愕したのはサイクだ。「なに!?神器だと、バカな!!」
アレンはサイクに告げる。「しくじったな、サイク。お前が月を使ったことで、別世界への道が開いた」ユマも続いた。「そこを通って神器を取ってきたの。だから……この世界は守れる」サイクは憤慨する。「別世界に行っていたから気配が感じられなかったのか。おのれ……!」
そこに、謎の声が響いた。「フッ、よかったな、サイク。亜神らしい功績を残せて。これでもう、思い残すこともなるまい」サイクは現れた声の主を見つめる。「ゼネス……」「もうあきらめろ。俺とともに、究極絶対神カルドラの元へ行くのだ」と、未だに逃げ続けるサイクにゼネスは観念するよう伝えた。
しかしサイクは不敵に笑う。「フ、フフフ、ハハハハハ!神器だと?カルドラの元へだと?笑止!私はまだ大きな力を秘めているからだ!亜神としての力をな!」ゼネスは驚きを隠せない。「力だと!?まさか貴様、その体は……!」
サイクは自信に満ちた表情で語った。「そう、仮の姿よ!真の力は、決戦に備えて温存していたのだ!見よ、私の本当の姿を!」そう叫んだサイクは光に包まれ、光が収まると、変身を遂げたその姿は亜神となっていた。
高笑いが広間に響き渡る。「ハーハハッ!我、ここに再誕せりッ!すべてを抹消し、世界の理を書き換えてくれるわ!!」アレンはサイクの変貌に息をのんだ。「これがサイクの真の姿……。この圧倒的な気は……」ナイトホークも恐怖に震える。「クソッ、震えが止まらねぇぜ。これが亜神の本当の力だってのか……!」
ゼネスはサイクの変化に納得したようだった。「牙を隠していたというわけか。おもしろい!!ならば戦神であるこの俺が、全力で叩き潰してやる!!」そんなゼネスをアレンが制する。「退け、ゼネス。ここは俺がやる」と。アレンは真剣な眼差しで続けた。「俺はこの世界の人間じゃない。だがサイクの陰謀のため、多くの人々が苦しむのを見てきた。すべての悲しみ、怒りを背負い、決着は俺がつける。手出しは無用だ、ゼネス」
だがゼネスも引かない。「そうはいかん。俺は俺で果たさねばならないことがある。亜神同士の戦いに巻き込まれて、どうなっても責任は持てんぞ?」ゼネスの脅しにもアレンは屈しない。「元より、責任を持ってもらおうなどとは思っていない。俺は負けない。相手が誰であろうともな」ゼネスは笑い、アレンの決意を受け入れた。「フッ、そうか。くだらん心配をした。好きにするがいい!」
アレンはサイクとの最終決戦に臨む。「サイク、長い長い戦いだったな。だが……それも今、終わる!貴様の野望、俺が終わらせる!」亜神サイクもアレンに吠えた。「この世界に来てから、ずっと貴様と戦っていた気すらする……散れ、我が仇敵よ!カルドラの犬、ゼネスとともにとな!」
◆ 戦闘終了後 ◆
亜神サイクは敗北を認めきれずにいた。「私が敗れただと……。この真の姿で……亜神である私が……人に……?バカな……」ゼネスは告げる。「相手が悪かったな。アレンの強さは、人の領域を超えている」そうして呻くサイクに宣言した。「亜神サイク!貴様のすべての力を剥奪し、連行する!貴様を突き出せば、気ままな戦神に戻れる」
アレンはゼネスに尋ねた。「ゼネス、あとは任せていいのか?」ゼネスは答える。「ああ、これまでの協力ご苦労だった。お前のようなセプターと会えてよかった。この世界のことは、うまくやれ」そうしてゼネスは「いやだ、いやだァァァ!」と叫ぶサイクの姿とともに、その場から消えたのであった。
しばらくして、一同は創世の樹の前にいた。エンディーグがアレンに告げる。「それでは……やるぞ、アレン」アレンも頷く。そうしてエンディーグは神器を樹の前に置き、祈りを捧げた。「大いなる樹よ。今、汝にふたたび命の源を!!」
樹に光が灯り、それが世界へと広がっていく。ユマは喜びの声をあげた。アレンは静かに頷き、その力を感じ取る。「ゲインの力が世界に満ちていくのを感じる。これで世界は、消滅から救われた」
ナイトホークは興奮した様子で言う。「チクショウ!胸が熱くなってきたぜ!」フィフリィとエンディーグも、それぞれ「ありがとう、アベリオル」と感謝を口にした。それに対し、アレンはついに訂正をする。「エンディーグ、フィフリィ、俺はアベリオルじゃない。別人なんだ。だが……」アレンは一瞬言葉を詰まらせた後、呟くように言った。「アベリオルの遺志は……継げたかもな」
一方、水晶の塔ではルリエーナが一人、何かを感じてアベリオルの肖像を見つめていた。「アベリオル様……?気のせいでしょうか?今、お笑いになったような……。ふふっ」ルリエーナはにっこりと微笑むのであった。
それから時は流れ、アベリオルの育った村では、アレンとユマが平和なひと時を過ごしていた。世界が消失する心配はなくなったが、すでに消失してしまったところは元には戻らない。その事実にアレンは疑問をこぼした。「防げたのは最悪の事態だけだ。これで本当に救われたと言えるのか?そもそも主神が消えた理由とはなんだったんだ?このままでこの世界は存続し、発展していけるのか?」
考え込むアレンに、ユマは「そんなこと誰にもわからないよ」と返事をする。アレンも「そうだな……」と返すほかなかった。そこへ家の中から出てきたニーナが明るく声をかける。「お兄ちゃんたち、ご飯できたよー。早くこないとナイトホークさんに全部食べられちゃうよー」
そうして二人は、アベリオルの家へと帰る。(失われた主神はどこへ……?いや、今は忘れよう。しばらくはこの平和な時を……)そう心の中でアレンは呟くのであった。
世界は、消失の危機から救われた。
人々は、恐怖から解放され笑顔を取り戻した。
しかし、世界消失の原因は未だ明らかではない。
神はどこへ? なぜ姿を隠したのか?
謎を解くカギが 神都の地下深く 封印された祭壇に現れる……
独り言ついに完結…と思いきや、「謎を解くカギが神都の地下深く封印された祭壇に現れる」という、ちゃんと主神が消えた理由まで追ってくれる伏線置いてくの最高か。エンディーグとフィフリィに「俺はアベリオルじゃない」って最後にちゃんと言うアレンも律儀で好き。でもニーナはお兄ちゃんって今でも呼んでいるので、やはり彼女には事実を伏せてる可能性がとても高い気がしますね。
サブクエスト
5-6-2.生命の宝玉
動かなくなった彫像の前まで戻ってきたアレンとユマ。「どうして戻ってきたの?」と尋ねるユマに、アレンは「彫像がまた動き出して、背中でも狙われたら危険だと思ってな。完全に壊してしまおう」と答え、反対側の破壊をユマに頼んだ。
ところが彫像を壊そうとしたその時、再び彫像たちが動き出してしまう。アレンは顔をしかめ、「しまった!やはり、完全には死んでいなかったか」と悔やむ。一方ユマは動き出した彫像をみて、あることに気が付いた。「胸についている宝石はなんだろう。もしかして……えい!」と呟き、彫像の胸から何かを抜き取る。途端、彫像は動きを止めた。
「何をしたんだ?」と問うアレンに、ユマは手元のものを見せた。「胸についていた、この宝珠を外したら動かなくなったの」と。アレンは状況を理解する。「なるほど……宝珠が、力の源なのか」
そこへ「ゲイン充填完了。再起動!再起動!」とザリオンが叫ぶ声が響く。「こちらのやつは間に合わなかったようだ」とアレンはユマを下がらせた。一人で大丈夫かと心配するユマに、アレンは「1体だけなら一人で十分だ」と答え、「来い、ザリオン!すぐにおとなしくさせてやる!」と戦闘の開始を告げるのであった。
◆ 戦闘終了後 ◆
静かに動きを停止させるザリオン。その隙にアレンは宝珠を抜き取った。それを見たユマは「向こうのザリオンと同じ宝石……これでもう両方動かないと思う」と、自分が抜き取ったものと同じであることを確認する。
「力の鎖さえ取り外せば、大丈夫だろう。行くぞ、ユマ」「うん!」そうして宮殿に向かって再び歩き出す二人。しかしその後ろでは、動きを停止させたはずの彫像が再び動き出しているのであった。
5-6-3.ガーディアン暴走
「おかしな音が聞こえた気がする」というユマの言葉を受け、二人は再び彫像の前に戻ってきた。するとそこには、再び動き出した彫像2体の姿があった。「宝石を取り外したぐらいじゃ止められないということか」とアレンは険しい表情を浮かべる。
そこでザリオンとデリオンは「敵対セプター、検索。ピッ、ピッーー。反応3体!」と反応した。その数にユマは首をかしげる。「3体?アレンと私と……あとは誰?」と。するとデリオンとザリオンは突如向かい合い、「友軍識別信号……ナシ。侵入者デリオン、排除!」「友軍識別信号……ナシ。侵入者ザリオン、排除!」と、お互いを敵と認識し始めるのであった。
そこでアレンはハッと気づく。「おそらく理由はこれだ」と手に持っていた宝石をユマに見せ、「この宝石が味方の印だったんだ」と告げた。その理由に、「じゃあこれを持ってる私たちは見逃してくれるとか?」と期待するユマ。しかしザリオンとデリオンは二人のほうを向き直り、「敵セプター3体!スベテ排除!」と叫ぶのであった。
「さすがにそこまで甘くないようだな」と構えるアレン。大丈夫かと問うユマに、「うまく同士討ちさせて、その隙に勝って見せる」とアレンは笑うのであった。
◆ 戦闘終了後 ◆
再び動きを止めた2体の彫像。「今度こそ大丈夫そう?」と不安げに尋ねるユマに、「わからない。今は停止していても、まだ動き出すかもしれない」とアレンは正直に答える。
「壊してから行く?」と提案するユマに、アレンは「余計なことをして、また襲われたらやっかいだ」と答えた。そして唯一の解決方法として、「やるべきことを早く済ませて、さっさとこの世界から離れることだ」と告げ、二人は再び宮殿へと歩き出すのであった。
独り言何気にこのサブクエでアレンがザリオンの名前を呼ぶんですが、本編では一度も名乗っていないので、いつ名前知った…?!とずっと疑問に思いながら見ていました。名前でも彫ってあったのか…?(そんなわけない)
5-7-2.あの日のように
宮殿の前で、アリシアは一人呟いていた。「アレン、ユマ……。今どうしていますか?私は毎日、元気に暮らしています。あなたたちが突然やってきた、あの日が、まるで昨日のことのように感じられて……。またいつの日か、会えたら……」と。
するとそこに、アレンとユマの姿が現れる。「え、アレン、ユマ……?」と驚くアリシアに、アレンは「久しぶりだな、アリシア」と声をかけた。
どうしてここにいるのかと問うアリシアに、ユマは笑顔で答える。「もう少しだけ、とどまることにしたの。やり残したことがあって」と。アレンも続けた。「訓練をしないか、アリシア。バッツにいた頃のように3人で。向こうの世界のことを思い出すかもしれない」
その提案にアリシアは目を輝かせる。「それを取り戻させるために、わざわざ来てくれたのですね。もちろん、よろこんでお相手します!」アレンはにこやかに「本気で戦わないと、昔の感覚にはなれないぞ?」と言い、3人での模擬戦が始まるのであった。
◆ 戦闘終了後 ◆
暗闇の中で、アリシアは二人にしゃべりかける。「……強いですね。遠い日の記憶は、ぼやけたままですけれど、とても楽しかった」次の瞬間、アリシアは宮殿の前に一人で立っていた。「え……?アレン、ユマ……?」突然のことに戸惑うアリシア。「どこへいったのです!?誰もいない……幻でも見たのでしょうか?」
しかしその言葉を、彼女はすぐに自分で否定する。「いえ、きっと幻ではありません。たがいを呼び合う心を感じて、カードが世界をつないでくれた……。そう思うことにしましょう。こんなに気持ちがあたたかくなったのですから」そして「また必ず会いましょう。いつかきっと……」と、微笑むのであった。
独り言ここだけファンシー回ですが、まあ神がうろちょろしてる世界ですしわりとなんでもありなのか?と納得することにしました。
まとめ
月の彼方へ渡るっていう無謀な挑戦から、アリシアとの再会、そして亜神サイク本来の姿との最終決戦まで。一気に駆け抜けた完結編でした。そしてここでまさかの2回目のスタッフロール…。まだストーリーが続くわけですから、もしかして3回スタッフロール流れる…?!って今なってます。(2回まではよくありますが、3回はあまりないのでは)
ゼネスの皮肉を込めた「フッ、よかったな。亜神らしい功績を残せて」っていう台詞好きだわー。まあ戦神としてカルドラに仕えているので当然なんですが、さも当たり前のように「カルドラの元へ行くぞ」っていってんの、下っ端とかじゃなくてちゃんと謁見できるレベルの神様になったんだなーと思うと感慨深い。
さて、次こそはストーリー完結編「眠れる神々」です。何気にめっちゃストーリー長くない??過去類を見ない長さですよね。ストーリー好き勢な私からしたら大変ありがたい話です。
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